カーペットは丸めてもかなりの大きさになります。そのため、広島県内の多くの自治体がカーペットを「粗大ごみ」に該当する分別区分に指定していますが、その収集方法は自治体によりまちまちなので注意が必要です。この記事では、広島県でカーペットを処分する方法を、主要自治体のサービスを利用する方法と不用品回収業者を利用する方法を中心に紹介しています。カーペットやそのほかの不用品の処分をお考えの方に役立つコンテンツなので、ぜひ目をとおしてみてください。
広島県内主要自治体におけるカーペットの処分方法
冒頭で触れたとおり、広島県内の多くの自治体がカーペットを「粗大ごみ」、または同等の分別区分に指定しています。しかし、なかには異なる分別区分に指定している自治体もあり、処分方法も異なるため、処分の際は必ずお住まいの自治体が発行するごみ分別パンフレットやホームページで確認しておくことが重要です。
広島県内主要自治体(広島市・福山市・三原市・尾道市・東広島市・廿日市市・呉市)におけるカーペットの分別区分と、自治体のサービスを利用してカーペットを処分する方法を調べてみました。
広島市ではカーペットは「大型ごみ」
広島市は、カーペットを「大型ごみ」に分類しています。ただし、30cm四方未満の大きさに切り分けられれば、「その他プラ」の収集日に処分することが可能です。
大型ごみの戸別収集の依頼は、「大型ごみ受付センター」に電話やインターネットで行います。収集日や手数料、収集場所を確認したら、市指定の販売店にて手数料と同額の「大型ごみ処分手数料納付券」を購入してカーペットに貼付しておきましょう。収集日が来たら、朝8時30分までに指定場所にカーペットを出しておきます。
軽トラックなどの運搬手段をお持ちの方は、カーペットを「安佐南工場大型ごみ破砕処理施設(安佐南区伴北4丁目3990番地)」に搬入して処分することも可能です。自己搬入する場合、手数料は無料です。
福山市ではカーペットは「燃やせる粗大ごみ」
福山市は、カーペットを「燃やせる粗大ごみ」に分類しています。丸めてひもなどでまとめるとともに、長さを2m以下に抑えなければなりません。「燃やせる粗大ごみ」の収集日は年に4回あります。
軽トラックなどの運搬手段をお持ちの方は、「慶応浜埋立地(柳津町2285)」、または「クリーンセンター(箕沖町107-2)」に搬入して処分することも可能です。
三原市ではカーペットは「もやすごみ」
三原市では、カーペットは「もやすごみ」です。そのため、「もやすごみ」の収集日にカーペットを捨てられるのですが、長さ1m、直径40cm以下の束にしたうえで「もやすごみ処理券」を貼付して出す必要があります。
このサイズに切り分けられない場合は「もやすごみ」の収集日には捨てられず、市の施設に持ち込まなければなりません。搬入先は「三原市清掃工場(八坂町10227)」です。
尾道市ではカーペットは「粗大ごみ」
尾道市は、カーペットを「粗大ごみ」に分類しています。尾道市では、基本的に粗大ごみは「尾道市クリーンセンター」への持ち込みにより処分することになりますが、持ち込み処分が難しい方は戸別収集を依頼することも可能です。詳しいことは尾道市クリーンセンターに確認してください。
・尾道市クリーンセンター
住所:長者原1-220-75
電話:0848-48-2900
東広島市ではカーペットは「燃やせる粗大ごみ」
東広島市は、カーペットを「燃やせる粗大ごみ」に分類しています。東広島市では、粗大ごみの収集方法が地域により異なり、市のごみ処理施設への自己搬入しか選択肢がない地域もあるので、詳細は自治会や地域の責任者に問い合わせてください。
軽トラックなどの運搬手段をお持ちの方は、「広島中央エコパーク(西条町上三永10759-2)」にカーペットを搬入して処分できます。
廿日市市ではカーペットは「大型ごみ」
廿日市市は、カーペットを「大型ごみ」に分類しています。ただし、丸めたときに一辺の長さが30cm未満になるカーペットは「小型及び複雑ごみ」です。どちらも月に1回収集日がありますが、大型ごみに該当するカーペットには、市指定の販売店で購入した「大型ごみ処分手数料納付券」を貼付して出す必要があります。
市のごみ処理施設への搬入手段をお持ちの方は、「はつかいちエネルギークリーンセンター(木材港南12-8)」、または「宮島清掃センター(宮島町1171-4)」にカーペットを搬入して処分可能です。
呉市ではカーペットは「粗大ごみ」
呉市は、カーペットを「粗大ごみ」に分類しています。ただし、一辺の長さは2m未満であることが条件です。呉市の各地域には粗大ごみの収集日は毎月1回あり、この日にカーペットを出せます。手数料(300円)分の「粗大ごみ処理券」をコンビニなどの市指定販売店で購入し、カーペットに貼付してください。
市のごみ処理施設への搬入手段をお持ちの方は、「クリーンセンターくれ(広多賀谷3-9-3)」、または「芸予環境衛生センター(豊町大長6329-1)」にカーペットを搬入して処分することも可能です。この際、10kgごとに160円の手数料がかかります。
カーペットの処分を不用品回収業者に依頼する
広島県では、ご紹介したように自治体のサービスを利用してカーペットを処分することが可能です。しかし、主要自治体だけを見ても、戸別収集を利用できない地域があったり、持ち込みしか選べなかったりと、決して誰にでも利用しやすいサービスではありません。そこで利用を考えたいのが不用品回収業者です。不用品回収業者を利用すると、自治体のサービスでは実現できないことを実現できます。
不用品回収業者は完全に戸別収集
不用品回収業者のサービスは、業者が依頼者の指定する場所に出向いてカーペットをピックアップする完全戸別収集サービスです。戸別収集を行っている自治体もありますが、多くは自治体が指定する場所でのピックアップであり、指定場所までは依頼者が長くて重いカーペットを運ばなければなりません。完全戸別収集の不用品回収業者なら、屋内からのカーペットの運び出しもすべてまかせられます。
不用品回収業者なら収集日時を指定可能
不用品回収業者にカーペットの収集を依頼する場合、依頼者が収集日時を指定できます。自治体のサービスだと、ある程度の希望は聞いてくれますが、そもそも地域により収集日が決まっていることが多く、当然ながら夜間など稼働時間以外の収集には対応してくれません。普段、多忙でなかなか時間がとれないという方は、夜間でも休日でも対応可能な不用品回収業者の利用がおすすめです。
不用品回収業者ならカーペット以外の不用品も処分可能
自治体のサービスを利用する場合は分別しなければならないため、カーペットと異なる分別区分の不用品を同時に処分することは不可能です。カーペットのような大きな不用品を処分する機会にはほかにも不用品が出るものですが、すべてを自治体のサービスを利用して処分することは困難です。不用品回収業者を利用すれば、すべての不用品をまとめて処分できます。
不用品回収業者は不用品を買い取れる
不用品回収業者は不用品を買い取れます。これは自治体のサービスでは絶対に不可能なことです。もちろん、不用品回収業者がすべての不用品を買い取れるわけではなく、「中古品としてのニーズがあること」が買取の条件になります。不用品回収業者は、不用品のリユースとリサイクルを進めることで、サービス料金を抑えています。不用品の数が多ければ、それだけ買い取れる物も増えますので、大掃除や遺品整理を計画されている方は、広島えびすサポートまでご連絡ください。
まとめ
広島県ではカーペットを「粗大ごみ」として扱っている自治体が多く、住民は自治体の収集サービスを利用してカーペットを処分できます。しかし、自治体のサービスが利用しにくい地域があることも事実です。このような地域にお住まいの方は、不用品回収業者を利用すると、楽に、スムーズにカーペットを処分できます。カーペットの処分をお考えの方は、広島えびすサポートにご相談ください。