ベッドにセットして使用するマットレス。とくに内部に金属製のスプリングが入っているマットレスは、国が適正処理困難物に指定しているほどで、受け入れていない自治体もあります。呉市は、スプリング入りも含め、マットレスを「粗大ごみ」として収集しています。この記事では、そのほかの方法も含めて、呉市でマットレスを処分する方法を紹介しているので、呉市にお住まいの方は、ぜひ参考にしてください。
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呉市でマットレスを廃棄処分する方法
呉市はすでにご紹介したとおり、マットレスを粗大ごみの分別区分に指定しています。粗大ごみとしてマットレスを処分する方法を含む、呉市におけるマットレスの処分方法は以下のとおりです。
粗大ごみの収集日に出す
呉市は各地域に月1回、粗大ごみの収集日を設けているので、この日にマットレスを指定場所に出すことで処分できます。
粗大ごみの収集日に出す場合は、市が指定しているショップにて「粗大ごみ処理券(300円)」を購入してマットレスに貼り付けてから指定場所に搬出してください。一辺の長さが2m未満のマットレスは1枚、2m以上のマットレスは2枚の粗大ごみ処理券が必要です。
呉市のごみ処理施設に自己搬入する
2トンまでの大きさで、マットレスを積載可能な自動車をお持ちの方は、呉市のごみ処理施設にマットレスを搬入して廃棄処分することが可能です。ごみ処理施設に搬入するマットレスには、粗大ごみ処理券を貼付する必要はありません。その代わり、10kgあたり160円の持ち込み手数料を支払う必要があります。マットレスを受け入れているごみ処理施設は以下の2ヶ所です。
・クリーンセンターくれ:呉市広多賀谷3-9-3
・芸予環境衛生センター:豊町大長6329-1
なお、マットレスの持ち込みは1日5枚までに制限されています。
不用品回収業者を利用して廃棄処分
一般家庭から出る廃棄物や不用品を回収している不用品回収業者を利用してマットレスを廃棄処分することも可能です。一般的に不用品回収業者を利用する際は、数が少ないとコストパフォーマンスがよくないのですが、マットレスのように大きな物なら十分に利用価値があります。マットレスの処分に不用品回収業者を利用するメリットは以下のとおりです。
・自分で運ぶ必要がない
シングルベッド用のマットレスならともかく、ダブルベッド用のマットレスともなると、男性でもひとりで運ぶことは困難です。粗大ごみの収集日に出すにしても、ごみ処理施設に搬入するにしても、マットレスを運ばなければなりません。ごみステーションが少し離れた場所にある場合は、成人男性でも二人がかりで運ぶ必要があるでしょう。女性や高齢の方の場合は、誰かに頼んで運んでもらわなければなりませんが、それならば、不用品回収業者を利用したほうが断然、楽です。不用品回収業者に依頼すれば、部屋からの搬出もトラックへの積み込みもすべてスタッフが行うので、依頼者が汗をかく必要はありません。
・最速、当日に捨てられる
自治体のサービスのように収集日や営業時間にしばられずに利用できることは、不用品回収業者のいいところのひとつです。なんらかの理由で、すぐにマットレスを処分しなければならなくなったときは、不用品回収業者しか選択肢はありません。状況や場所にもよりますが、不用品回収業者なら申し込み即日の対応が可能です。
・日時を指定できる
収集日や営業時間にしばられないということは、いつでも都合のいい日時を指定できるということです。仕事が忙しく、休日や夜間しか時間がとれない方でも、不用品回収業者なら利用可能です。
マットレスを買い替える場合はショップが引き取ってくれることもある
マットレスの買い替えをお考えの方で、古いマットレスを処分しなければならない方は、古いマットレスの引き取りサービスがあるショップで購入するのもアイデアのひとつです。広島県内に12店舗を持つ家具量販店「ニトリ」では、購入枚数と同数のマットレスを、手数料を支払えば引き取ってくれます。手数料は3,000円ほどとそれほど安くはありませんが、購入と同時に手続きできるのでスムーズです。呉市内にも店舗があるのでお近くの方は利用を検討してもいいでしょう。
・ニトリ呉店:呉市広文化町2-4
マットレスは新品に近くないと売却処分が難しい
まだへたっていない、比較的きれいなマットレスをお持ちの方のなかには、売却処分できないか考えている方もいらっしゃると思います。ただ、マットレスは人がその上に寝ることもあり、未使用か新品に近いマットレスでないと売却することは難しいと言わざるを得ません。ベッドフレームなどを取り扱っているリサイクルショップや買取業者なら査定に応じてくれるかもしれませんが、事前確認は必須です。
インターネットで個人売買することも可能ですが、マットレスは大きく、発送することも難しいため現実的ではありません。
解体可能なマットレスなら燃やせるごみとして捨てられる
スプリング入りのマットレスは、ご紹介したように国が指定する適正処理困難物です。持続的な社会づくりが求められている今、マットレスは時代に逆行するような、面倒な製品になってしまっています。業界でもこれを重要な問題と考えているようで、まだ数は少ないものの、自宅でもかんたんに解体できるマットレスも登場しているようです。呉市でも、解体できるマットレスは「可燃ごみ」「不燃ごみ」に分別して処分できます。もちろん、現在、主流のマットレスもDIYで解体すれば、分別して通常ごみの収集日に出すことは可能ですが、その苦労を考えるとやはり現実的ではありません。
まとめ
呉市では、スプリングの有無を問わず、マットレスを粗大ごみの収集日に排出するか、ごみ処理施設に自己搬入することで廃棄処分することが可能です。しかし、マットレスはサイズによっては複数人でなければ運べないこともあり、粗大ごみとして出すことが難しい方もいらっしゃると思います。呉市でマットレスの処分にお悩みの方は、広島えびすサポートにご相談ください。