家具などの粗大ごみを処分する場合、広島市では「行政サービス」を利用するか、民間の「不用品回収業者のサービス」を利用します。どちらのサービスにもメリットやデメリットがあるので、状況に応じてこれらを使い分けると、粗大ごみをお得に処分できるというわけです。
この記事では、行政サービスを利用して粗大ごみを処分するメリットとデメリットについて考えてみたいと思います。
広島市で行政サービスを利用して粗大ごみを処分する手順
まずは広島市のサービスを利用して粗大ごみを処分する手順を確認しておきましょう。
手順1:大型ごみ受付センターに予約する
広島市では、粗大ごみのことを「大型ごみ」と呼びます。大型ごみの収集は予約制で各家庭にて収集する「戸別収集」のスタイルで行われます。
・大型ごみ受付センター
電話:0570-082530 (携帯通信各社の定額プランを利用している場合は082-544-5300)
手順2:納付券を購入する
予約が済んだら、収集日が来る前に「納付券」を購入します。この納付券で手数料を支払うというわけです。納付券は広島市内のコンビニやスーパーなどで購入できます。納付券を購入したら、受付番号、もしくは氏名を記入して処分するごみに貼っておきましょう。
手順3:大型ごみの排出と収集
収集日が来たら、納付券を貼ったごみを指定の場所に排出します。朝8時30分までに出してください。大型ごみの収集は昼間に行われます。立ち会いの必要はありません。
広島市の大型ごみ戸別収集を利用するメリットとデメリット
それでは、広島市の大型ごみ収集までの手順を踏まえて、そのメリットとデメリットについて考えてみましょう。
メリットその1:安い
行政サービス一番のメリットは、やはり料金の安さです。広島市では、大型のソファーや電子オルガン、物置でも、それぞれ1,250円で処分できます。
メリットその2:戸別収集
少なくともごみステーションではなく、指定の場所まで収集に来てくれることはメリットだといえるでしょう。
デメリットその1:ごみの数が多いと割高
行政サービスでは一つひとつのごみに手数料がかかるため、ごみの数が多いと割高になります。
デメリットその2:手続きが煩雑
ご紹介したように、広島市の行政サービスを利用して粗大ごみを処分する場合は電話をして、それが終わったら納付券を買い…などの面倒なプロセスがあります。この手続きが煩雑なところは、行政サービスのデメリットだと言わざるを得ません。
デメリットその3:自分で運ぶ必要がある
広島市の大型ごみの戸別収集は、戸別収集ではあるもののスタッフは指定の場所からしかごみを運んでくれません。通常は家の前、集合住宅ならエントランス付近に排出することになりますが、いずれにしても指定の場所までは運ばなければならないということです。
デメリットその4:すぐには処分できない
広島市の大型ごみの収集日は、戸別収集ではあるものの地域ごとに収集日が決まっているため、すぐに処分したくてもそれは不可能です。
デメリットその5:処分できない物がある
これは自治体が持つごみ処理施設の処理能力に関わることなので、一概にデメリットというのは少しかわいそうですが、行政サービスではピアノや耐火金庫などの一部品目は処分できません。
行政サービスのデメリットを補う不用品回収業者のサービス
このように、広島市の、というよりは自治体のごみ収集サービスにはどうしても限界があります。行政サービスの弱点を補うサービスを提供できるのが不用品回収業者です。
不用品回収業者はごみの数が多いほうがコスパよし
広島市の大型ごみ戸別収集を利用する場合は数が多いと割高になります。不用品回収業者はその逆で、数が多いとコスパがよくなります。「積み放題」などのトラックのキャパシティで料金を設定しているからです。当然、分別する必要もありません。
手続きがかんたん
不用品回収業者を利用する場合は、電話やホームページにあるメールフォームなどで見積もりを依頼します。正確な料金を知るには現地での見積もりが不可欠だからです。金額に異論がなければ、その場でごみを処分することも可能です。
自分で運ぶ必要なし
不用品回収業者を利用する場合は、自分で粗大ごみを運ぶ必要はありません。屋内からの搬出作業もスタッフがやります。
すぐに処分できる
不用品回収業者はフレキシブルに対応できます。即日や夜間、休日など、利用者は都合のいい日時を指定して回収を依頼することが可能です。
処分できない物は(ほぼ)ない
不用品回収業者は、家庭の不用品ならほぼ何でも引き取ることが可能です。ピアノでも耐火金庫でも引き取れます。
まとめ
広島市の粗大ごみ(大型ごみ)の収集サービスには「安い」という大きなメリットがあります。ここでは紹介しませんでしたが、ごみ処理施設に持ち込む場合、広島市では粗大ごみを無料で処分できます。
しかし、メリットはこれぐらいしかありません。逆に利用者にとっては使いにくい部分も多くあります。
その使いにくい部分を補っているのが不用品回収業者のサービスです。粗大ごみを処分する際は、行政サービスと不用品回収業者のサービスを使い分けましょう。
広島えびすサポートは、広島で不用品を処分するお手伝いをしています。お困りの方はぜひご連絡ください。