消火器は、いつまでも使える装置ではありません。企業や学校などで使われる業務用の消火器は10年程度使えますが、家庭用の消火器は5年程度しか使えません。内部の薬剤を詰め替えることもできないので定期的に交換する必要があります。
この記事では広島市で消火器を処分する方法を、費用のこともあわせて解説しています。この機会に、家にある消火器がいつ設置されたのか、ぜひ確認してみてください。
家庭用の消火器も定期的に取り替える必要がある
冒頭でご紹介したとおり家庭用の消火器は5年程度しか使えないので、消火器をチェックしてみて、製造から5年近く時間が経過しているようなら取り替える必要があります。
日本製の消火器ならリサイクル可能
現在、国内で製造された消火器についてはリサイクルすることが義務付けられており、買い替えなどのときには比較的スムーズに古い消火器を処分できるようになっています。
買い替えの場合は販売店に依頼可能
日本でリサイクルの対象になっているのは、1964年(昭和39年)以降に日本で製造された「国家検定証」が貼り付けられている消火器です。海外製の消火器やスプレータイプの消火器具、工作機械用消火装置や火災報知器はリサイクルの対象ではありません。くわしくは以下のページで確認してください。
消火器リサイクル推進センター:https://www.ferpc.jp/object/about/
消火器はホームセンターや通販などで購入できます。ただし、古い消火器の引取可否についてはショップにより異なるので、事前に確認してから購入しましょう。引取サービスを提供しているショップでも、リサイクルの対象ではない製品は当然ながら引き取ってくれないのでご注意ください。
通販を利用して新しい消火器を引取サービス付きで購入する場合は、宅配便でショップに古い消火器を送ることになります。
広島市で消火器をシンプルに廃棄処分する方法
広島市にお住まいの方は、「特定窓口」、もしくは「指定引取場所」を利用してリサイクル対象の消火器を廃棄処分することが可能です。
特定窓口に収集を依頼
特定窓口は、業界団体が全国に設けている消火器を回収する拠点です。かなり数は多いのですが、それでも全国どこでも回収可能とはいかないようです。
ただし、広島市についてはまったく問題ありません。
広島市内にある特定窓口は、以下のページから探せます。
上記のページで検索したお近くの特定窓口に連絡して消火器の収集を依頼します。
リサイクル対象の消火器には、「リサイクルシール」が貼られている製品と貼られていない製品があります。貼られていない製品だった場合は、リサイクルシールを買う必要があるので、特定窓口の担当者にその旨を伝えてください。
リサイクルシールについてくわしくは、以下のページを確認してください。
https://www.ferpc.jp/recycleseal/buy/
指定引取場所に持ち込む
先ほどの特定窓口、もしくは「指定引取場所」に消火器を自分で持ち込んで処分してもかまいません。指定引取場所は、以下のページで検索できます。
https://www.ferpc.jp/accept/shitei/search.html
特定窓口に回収を依頼するときと同じように、リサイクルシールがない場合は購入する必要があります。一部を除き、指定引取場所でもリサイクルシールを購入可能です。指定引取場所を利用する場合も、連絡をしてから持ち込みます。
郵送
ゆうパックを利用して消火器を処分することも可能です。以下のコールセンターに電話をして申し込みます。
ゆうパック専用コールセンター:0120-822-306 (受付は平日10~12時 13~17時)
消火器の処分にかかる費用について
リサイクルシールがすでに貼り付けられている消火器は、基本的には無料で処分できます。ただし、依頼先によっては保管費等を請求される場合もあるので、電話で確認しておきましょう。
リサイクルシールを購入する場合も、やはり依頼先により費用が異なります。こちらについても電話で事前に確認しておいたほうがいいでしょう。
ゆうパックで消火器を処分する場合は、6,270円の処分費用がかかります。
不用品回収業者を利用して消火器を処分
家庭の不用品や廃品を引き取っている不用品回収業者に消火器の処分を依頼することも可能です。不用品回収業者は家庭から排出されるものならほぼすべて回収可能なので、複数の消火器があるときや、大掃除など廃棄処分するものが大量にあるときに利用するといいでしょう。
まとめ
リサイクルの対象になっている消火器。ご自宅に設置されている消火器は、もしかしたらそろそろ交換する必要があるかもしれません。
広島えびすサポートも不要になった消火器を回収しているので、処分にお困りの方はぜひご連絡ください。