広島市に限らず、ごみを処分する際は自治体のゴミ分別区分をしっかり守らなければなりません。分別区分は自治体により異なり、広島市には広島市の分別区分があります。この記事では、そんな広島市のゴミ分別について、処分方法とともに紹介しています。広島市にお住まいの方はぜひチェックしてください。
広島市のゴミ分別について・分別区分と正しい処分方法
広島市は、家庭ごみを「可燃ごみ」「ペットボトル」「リサイクルプラ」「その他プラ」「不燃ごみ」「資源ごみ」「有害ごみ」「大型ごみ(有料)」という8種類に分けて収集しています。
可燃ごみ(週2回)
広島市における可燃ごみとは、生ごみやリサイクルが不可能な汚れた紙類、木片やせん定した木の枝などの燃やせるごみのことです。収集日は各地域に週2回設定されているので、その収集日に決められたごみステーションに出して処分することが可能です。
・処分方法
可燃ごみを処分する際は、紙製の袋か、土のう袋以外のポリ袋に入れてください。生ごみなど、台所から排出されるごみは十分に水気を切り、古新聞などに包んでから袋に入れます。食用油については、ぼろ布や古新聞に染みこませてからごみ袋に入れてください。マッチや花火など、火がつきやすい物は必ず濡らして、火がつくことがない状態にしてから袋に入れます。先端がとがっている物は必ず先端を丸めてから袋に入れるようにしましょう。木の枝など細長いごみについては、長さ50cm以下に切り分け、ひもなどで束ねてからごみステーションに出してください。
ペットボトル(週1回)
広島市におけるペットボトルとは、「PET」のマークが付いているボトルです。お茶やジュース、酒類に使われるボトルのほか、酢、みりん、しょうゆなどの調味料ボトルにもペットボトルが使われている場合があります。ドレッシングのボトルにもペットボトルが使用されていることがありますが、広島市のペットボトルの収集日に出せるのはノンオイルドレッシングのペットボトルだけです。ノンオイル以外のドレッシングのペットボトルは「リサイクルプラ」に分別してください。ペットボトルの収集日は週1回、地域に設定されています。
・処分方法
ペットボトルを袋に入れる前に、キャップと包装ラベルを取り除き、中身を完全に捨ててから水ですすぎ、つぶしてください。その後、透明、もしくは半透明の内部が見えるポリ袋に入れて、収集日にごみステーションまで搬出します。
リサイクルプラ(週1回)
広島市におけるリサイクルプラとは、容器や包装に使われているプラスチックのことで、「プラ」のマークが付いている物のことです。容器、包装のほか、緩衝材などに使われる発泡スチロール、ビニール袋類、飲料のキャップやラベル、食品などを包んでいるラップ、カップ麺のプラ容器、などがリサイクルプラに該当します。リサイクルプラの収集は週1回です。
・処分方法
食品のプラスチックボトルやチューブは必ず使い切り、水で洗い、内容物を完全に取り除いてから出してください。フタやキャップは取り外して分別区分にしたがって正しく処理します。
リサイクルプラ用の袋には、透明か半透明の中身がわかるポリ袋を使います。ポリ袋に入れる際は、複数のリサイクルプラを入れた複数の小さなポリ袋を、大きなポリ袋にまとめて出さないでください。肉や魚、お弁当などに使われる食品トレーもリサイクルプラとして出せますが、可能なかぎりスーパーが自主的におこなっている回収サービスを利用して処分しましょう。
その他プラ(月2回)
広島市におけるその他プラとは、リサイクルプラに該当しないプラスチックでできたごみのことです。プラスチックハンガーやビニール製の財布、ナイロン製の靴、スニーカー、ゴム長靴、CD、DVD、プラスチック製玩具や文具など、プラスチック系の素材でできたさまざまなごみを、その他プラの収集日に処分できます。収集は月2回です。
・処分方法
その他プラは、透明、もしくは半透明のポリ袋に入れて出します。ゴム製のホースなどの長い物は30cmよりも短く切断してからポリ袋に入れてください。切断できない場合は不燃ごみの収集日に、ひもなどでくくって出します。プラスチックと金属など、複数の素材で作られている物も不燃ごみとして出します。
不燃ごみ(月2回)
広島市における不燃ごみとは、大型ごみに該当しない小型の家電製品や、陶磁器、皮革製品、金属製品、ライター、化粧品のびんなど、不燃素材でできている物のごみのことです。それぞれの地域に月2回、収集日が設定されています。
・処分方法
不燃ごみは、かんたんには破れない厚手のポリ袋に入れて出します。小型家電を処分する際は、必ず電池を抜いてからポリ袋に入れてください。ライターは火がつくおそれがあるため、中身を使い切り、ほかの不燃ごみとはいっしょにせず、ライターだけで袋を分けて出します。なお、広島市はリサイクルを目的とした小型家電製品の回収もおこなっています。区役所などの施設に設置されているリサイクル回収ボックスに入る製品であれば、できるだけこちらに入れましょう。投入口の大きさは、たて15cm、よこ30cm、奥行き40cmです。
資源ごみ(月2回)
広島市における資源ごみとは、紙や布、ガラス、空き缶、なべ、フライパン、包丁、スプレー缶など、リサイクルすることが可能な素材でできた製品ごみのことです。紙は、名刺よりも大きいサイズならリサイクル可能です。資源ごみの収集日は各地域に月2回設定されています。
・処分方法
資源ごみは、基本的に同種の物だけでまとめて出します。紙は紙だけでしばる、布は布だけで出す、といった具合です。スプレー缶は中身を完全に使い切ってから、穴を開けないで出します。包丁など、人を傷つける危険性がある物に関しては、刃の部分を古新聞にしっかり包むなどして安全な状態にしてから「危険」と明記して出してください。
有害ごみ(月2回)
広島市における有害ごみとは、乾電池やリチウム電池、ボタン電池、水銀式の体温計、蛍光灯などのごみのことを指します。有害ごみの収集日は地域に月2回設定されていて、資源ごみの収集日と同じ日です。
・処分方法
有害ごみはポリ袋に入れて、資源ごみの袋とは必ず分けて出してください。蛍光灯は有害ごみですが、LED蛍光管は不燃ごみなので注意が必要です。蛍光灯はとくに割れやすいので、出す際も取り扱いに十分に注意してください。
大型ごみ(有料)
広島市における大型ごみとは、直径が30cm以上、一辺の長さが1m以上ある細長い物や板状の物、そして、エアコン、冷蔵庫(冷凍庫)、洗濯機(衣類乾燥機)、テレビなどの家電リサイクル法対象製品のことです。各地域に月2回収集日が設定されていますが予約制で、収集を希望する場合は大型ごみ受付センターに電話、インターネット、ウェブチャットで申し込みます。
・大型ごみ受付センター
電話:0570-082530 (通話定額プランを利用されている方は082-544-5300へ)
インターネット:https://ogatagomi.city.hiroshima.lg.jp/eco/view/hiroshima/top.html
電話の場合は、予約申し込みの締め切りは収集日の3営業日前です。オペレーターに住所や氏名、電話番号、品目など、必要事項を伝えると、収集日と収集場所、受付番号や手数料が伝えられます。手数料は、スーパーマーケットやコンビニなどで、大型ごみ収集運搬手数料納付券を購入することにより支払います。収集日が来たら、この納付券を貼付した大型ごみを、8時30分までに決められた場所に搬出してください。
広島市のゴミ分別・処理施設への持ち込みについて
広島市では、一部の分別区分のごみを、市の処理施設にて引き取っています。
可燃ごみの受入先
・中工場 住所:中区南吉島1丁目5-1
・安佐南工場 住所:安佐南区伴北4丁目3990
・安佐北工場 住所:安佐北区可部町中島1460-1
その他プラ
・中工場 住所:中区南吉島1丁目5-1
不燃ごみ
・玖谷埋立地 住所:安佐北区安佐町大字筒瀬2030
資源ごみ
・西部リサイクルプラザ 住所:西区商工センター7丁目7-2
・北部資源選別センター 住所:安佐北区安佐町大字筒瀬864
大型ごみ
・安佐南工場大型ごみ破砕処理施設 住所:安佐南区伴北4丁目3990
※持ち込みの場合、手数料は無料です。
まとめ・不用品回収は広島えびすサポートへ
広島市のゴミ分別について、処分方法も含めて詳しく紹介しました。広島市で廃品、不用品の処分にお困りの方は、広島えびすサポートにご相談ください。
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広島市で不燃ゴミ、可燃ゴミの出し方も記載しておりますので参考にご覧くださいませ。
広島市における不燃ごみとは?ごみステーションへの出し方や注意点も解説
広島市における可燃ごみとは?ごみステーションへの出し方や注意点を解説