エアコンは、「家電リサイクル法」の対象に指定されている製品なので、処分の際は注意が必要です。尾道市が通常の粗大ごみとしてエアコンを回収することはありません。尾道市では、売却も含めて主に5つの方法でエアコンを処分できます。
尾道市は家電リサイクル法の対象製品エアコンを引き取りません
冒頭で「エアコンは家電リサイクル法の対象製品」と触れましたが、まずは家電リサイクル法について紹介しなければなりません。
家電リサイクル法、正式には「特定家庭用機器再商品化法」は、一般家庭などから排出される特定の家電製品の部品や素材をメーカーが再び利用できるように回収し、廃棄物の量を減らすことで環境負荷を減らし、資源の活用を推し進めていくために制定された法律です。この家電リサイクル法の対象に指定されているのは、エアコンのほか、テレビ、冷蔵庫(冷凍庫)、洗濯機(衣類乾燥機)の4品目です。
主に家電店が一般消費者から出される特定家電製品の受け入れ窓口になっており、ここからメーカーに製品を戻すルートが確立されています。ただし、これはあくまで製品をリサイクルする場合のことであり、製品を売却することはもちろん可能です。
尾道市でエアコンを処分する方法4選
尾道市でエアコンを廃棄処分する場合、4つの選択肢があります。
処分方法1:買い替えの場合は新品を購入する家電店に依頼
エアコンを買い替えるために古いエアコンを廃棄したい場合は悩む必要はありません。新しいエアコンを買う家電販売店に、古いエアコンの引き取りを依頼します。エアコンの購入と引き取りの依頼が同時にできるので面倒がありません。
古いエアコンを廃棄処分する場合は、依頼者が「家電リサイクル料金」と「収集運搬料金」を負担します。
家電リサイクル料金は処分するそれぞれのエアコンにより異なります。「シャープ」や「パナソニック」などの大手メーカーは横並びで料金を設定しており、家電リサイクル料金は990円です。大手以外の製品の家電リサイクル料金は、以下のページから調べることが可能です。
・家電リサイクル料金
https://www.rkc.aeha.or.jp/recycle_price_compact.html
収集運搬料金は、家電店がそれぞれ定めている収集と運搬のための料金です。
処分方法2:廃棄処分するだけの場合は製品を購入した家電店に依頼
エアコンを単純に捨てたいだけならば、そのエアコンを購入した家電店に引き取りを依頼します。エアコンを買い替えるときと同様に、家電リサイクル料金と収集運搬料金を依頼者が負担することになります。
処分方法3:事情がある場合は家電リサイクル回収協力店に引き取りを依頼
「エアコンを購入した家電店が遠くにある」
「エアコンを購入した家電店が廃業している」
「エアコンをどこで買ったのかわからない」
などの事情がある場合は、家電リサイクル回収協力店にエアコンの引き取りを依頼することが可能です。処分方法1、2と同様に、依頼者側が家電リサイクル料金と収集運搬料金を負担する必要があります。尾道市内にある家電リサイクル回収協力店は、以下の2軒です。
・エディオン尾道店
住所:尾道市天満町15番16号
電話:0848-23-2128
・エディオン因島店
住所:尾道市因島田熊町西浦4908番地1
電話:0845-22-1050
処分方法4:指定引取場所に持ち込み
処分方法3と同様の事情があり、自動車などのエアコンを運搬する手段をお持ちの方は、メーカーの指定引取場所にエアコンを持ち込んで処分することが可能です。
指定引取場所にエアコンを持ち込む場合は、まず先ほどのサイトにて処分するエアコンの家電リサイクル料金を調べます。
次に、家電リサイクル料金を郵便局にて支払ってください。窓口で家電リサイクル券を入手してから振り込みます。
その後、家電リサイクル券をエアコンに貼り付けたら、以下の指定引取場所にエアコンを持ち込んでください。尾道市には2ヶ所の指定引取場所があります。
・NX備通(株)尾道支店尾道港営業所
住所:尾道市新浜2丁目5番29号
電話:0848-22-2127
・岡山県貨物運送(株)尾道営業所
住所:尾道市正徳町31番11号
電話:0848-22-8141
指定引取場所に持ち込めるのはエアコン本体とリモコン、室外機だけです。配管や取り付けに使われた資材などは持ち込めないので注意が必要です。
処分方法5:不用品回収業者に依頼
尾道市では、不用品回収業者に依頼してエアコンを処分することも可能です。意外に知られていませんが、不用品回収業者も家電リサイクル法対象製品を引き取って処分しています。不用品回収業者のサービスは依頼者側が指定した場所に出張しての引き取りが基本なので、指定引取場所にエアコンを持ち込めない方にとっては最初の選択肢になるでしょう。ほかの選択肢とは異なり、
「すぐに処分できる」
「引取日時を指定できる」
「エアコン以外の不用品も捨てられる」
など、不用品回収業者のサービスを利用することで依頼者側は大きなメリットを得られます。
なお、尾道市は、因島の瀬戸田地区のみを対象に「因島リサイクルセンター・瀬戸田名荷埋立処分地」にてエアコンを受け入れています。指定引取場所に持ち込むときと同じ方法でリサイクル料金を振り込んだあとで、家電リサイクル券を貼付したエアコンを持ち込んでください。保管手数料3,140円が別途かかります。
まだ使えるエアコンなら売却も検討
何らかの事情で、まだ十分に使えるエアコンを処分しなければならないこともあるかと思います。このようなエアコンをただ捨ててしまっては、それこそ資源のむだになってしまうので売却も検討しましょう。インターネットを通じて売却する方法もありますが、個人売買の形になるためここでは詳しく紹介しません。
処分方法6:売却
製造から3年程度の高年式エアコンなら、不用品回収業者や家電専門の買取店、リサイクルショップなどに売却できる可能性があります。とくに有名メーカーの製品は高値になりやすいので、ぜひ売却を検討しましょう。ただし、買い取れないと判断されてしまった場合、不用品回収業者以外の業者はエアコンを引き取ってくれないので注意が必要です。
尾道市でエアコンを処分するなら広島えびすサポートへ
尾道市には、家電リサイクル回収協力店があるので、ほかの自治体よりもエアコンを処分する際の選択肢は豊富にあります。ただ、そのなかで査定を同時に依頼できるのは不用品回収業者だけです。広島えびすサポートでは、エアコンを引き取って処分するだけではなく、買取も行っています。
まとめ
尾道市でエアコンを処分する方法を、売却処分する方法も含めて6つご紹介しました。家電リサイクル法の対象製品であるエアコンは、法に基づき正しく処分する必要があります。尾道市でエアコンの処分を検討されている方は、広島えびすサポートにご相談ください。