パソコンの周辺機器であるプリンターは、シンプルな機能だけが備わる小型のものから、ファックスや多彩な機能が備わる大型複合機までさまざまなタイプの製品があるため、処分方法がわかりにくい物のひとつです。広島県内の自治体でもプリンターの分別区分はばらばらで、処分方法も自治体により異なります。
この記事ではプリンターを処分する方法を、自治体、そして不用品回収業者を利用する方法を中心に紹介しています。プリンターやパソコン周辺機器の処分をお考えの方にとって参考になる内容なので、ぜひ読んでみてください。
広島県内主要自治体におけるプリンターの分別区分と処分方法
広島県内の主な自治体(広島市・福山市・三原市・尾道市・東広島市・廿日市市・呉市)が、プリンターをどの分別区分に指定し、収集しているのか調べてみました。
パソコン周辺機器であるプリンターは、パソコンのようにリサイクルが義務づけられている製品だと考えている方もいらっしゃるようですが、実はそうではありません。
広島市はプリンターを「大型ごみ」に指定
広島市は、プリンターを「大型ごみ」として収集しています。大型ごみの収集方法は、事前申込による「戸別収集」と、市のごみ処理施設への「自己搬入」です。
戸別収集を希望する方は、「大型ごみ受付センター」に電話かインターネットで予約を入れます。収集日(地域により固定)や収集場所、手数料が確定したら、コンビニやスーパーマーケットなどの販売店にて「大型ごみ処分手数料納付券」を購入して手数料を納入してください。この納付券はプリンターに貼付しておきます。収集日が来たら、指定の収集場所にプリンターを搬出してください。
・大型ごみ受付センター
電話:0570-082530 または 082-544-5300
インターネット:https://ogatagomi.city.hiroshima.lg.jp/eco/view/hiroshima/top.html
プリンターを市のごみ処理施設に運べる方は、「安佐南工場大型ごみ破砕処理施設(安佐南区伴北4丁目3990番地)」に搬入して処分することも可能です。
なお、一辺の長さが30cmに満たないプリンターは「不燃ごみ」なので、不燃ごみの収集日にごみステーションに出して処分できます。
福山市はプリンターを「不燃(破砕)ごみ」に指定
福山市は、プリンターを「不燃(破砕)ごみ」として収集しています。「不燃(破砕)ごみ」の収集日は1ヶ月に1~2回、地域に設定されているので、この日にプリンターを出せます。
三原市はプリンターを「不燃物」に指定
三原市は、プリンターを含むパソコン周辺機器を「不燃物」として収集しています。「不燃物」の収集日は1ヶ月に2回、地域に設定されているので、この日にプリンターを出せます。
尾道市はプリンターを「もやせないごみ」に指定
尾道市は、プリンターを「もやせないごみ」として収集しています。「もやせないごみ」の収集日は1ヶ月に1~2回、地域に設定されているので、この日にプリンターを出せます。
東広島市はプリンターを「燃やせない粗大ごみ」に指定
東広島市は、プリンターを「燃やせない粗大ごみ」として収集しています。東広島市の粗大ごみ収集サービスは地域ごとに異なる方法で行われており、収集日程も一部地域を除き非公開です。そのため、粗大ごみ収集サービスの詳細は自治会などの担当部署に直接確認する必要があります。
プリンターを市のごみ処理施設に運べる方は、「賀茂環境センター(黒瀬町国近10427-24)」に搬入して処分することが可能です。
廿日市市はプリンターを「大型ごみ」に指定
廿日市市は、プリンターを「大型ごみ」として収集しています。「大型ごみ」の収集日は1ヶ月に1回、地域に設定されているので、この日にプリンターを処分できます。コンビニなどの指定販売店にて手数料分の「大型ごみ処分手数料納付券」を購入し、プリンターに貼付しておかないと収集してくれないので注意が必要です。
なお、一辺の長さが30cmに満たないプリンターは、1ヶ月に1回、地域に設定されている「小型および複雑ごみ」の収集日に出せます。
プリンターを市のごみ処理施設に運べる方は、「はつかいちエネルギークリーンセンター(木材港南12-8)」か「宮島清掃センター(宮島町1171-4)」に搬入して処分できます。
呉市はプリンターを「不燃ごみ」に指定
呉市は、プリンターを「不燃ごみ」として収集しています。ただし、市の指定ごみ袋に入らないサイズのプリンターは「粗大ごみ」です。「不燃ごみ」の収集日は週1回、「粗大ごみ」の収集日は月1回、地域に設定されているのでそれぞれの日に該当するプリンターを出せます。ただし、粗大ごみのプリンターには「粗大ごみ処理券」を貼付してください。粗大ごみ処理券はコンビニなどの販売店で購入可能です。
プリンターを市のごみ処理施設に運べる方は、「クリーンセンターくれ(広多賀谷3-9-3)」か「芸予環境衛生センター(豊町大長6329)」に搬入して処分できます。自己搬入の場合の手数料は160円です。
プリンターの処分を不用品回収業者に依頼
プリンターは、多くの自治体でごみステーションに捨てられる製品なので、1台だけ処分するのであれば自治体のサービスを利用して捨てるのがもっとも経済的です。しかし、広島県内には粗大ごみの収集サービスを利用しにくい地域もあります。
このような地域にお住まいの方は、不用品回収業者の利用を考えてもいいでしょう。不用品回収業者を利用すると、自治体のサービスではできないさまざまなことができるようになります。
プリンター以外の不用品をまとめて処分できる
自治体のごみ収集サービスでは、必ず分別しなければなりません。プリンターを「もやせないごみ」に指定している自治体なら、プリンターと同じ分別区分に該当する不用品しかいっしょに出せないのです。そのため、ある程度まとまった数の不用品を処分したい場合は、すべてをこつこつ分別するという、とても面倒な作業をする羽目になります。
不用品回収業者を利用する場合は、分別区分を気にせず、不用品をまとめて処分できます。
買取が可能
不用品回収業者は、中古品としてのニーズがある物品の買取が可能です。処分するとはいっても、遺品整理などの機会にはまだまだ使えるのに処分しなければならない物品が意外に多く出るものです。いくらニーズがある物品でも自治体は買い取ってくれません。
まだ使える物なら必要としている人に使ってもらうことも立派にエコなことです。遺品や空き家の整理、大掃除などを計画されている方は、不用品回収業者を利用すると、スムーズに、経済的に不用品を処分できます。
広島県内ではプリンターを家電店に持ち込んで処分可能
広島県では、ご紹介した方法以外の方法でもプリンターを処分できます。家電量販店へプリンターを持ち込んで処分する方法です。現在、全国展開している多くの家電量販店が小型家電のリサイクルに力を入れています。
無料で引き取ってくれるのはパソコンなどごく一部の製品にかぎられますが、プリンターを含め、さまざまな電化製品を引き取ってくれます。1点ごとに手数料がかかるため、プリンターのほかにも処分する家電製品がある場合は高くなってしまいますが、お近くに家電店があるようなら問い合わせてみてもよいでしょう。
まとめ
どうやって処分すればよいのかわかりにくいプリンター。実はその処分方法は意外にシンプルで、広島県内でも多くの自治体が「不燃ごみ」としてごみステーションから収集しています。しかし、プリンターを「粗大ごみ」に指定している自治体にお住まいの方は、処分の際に不便を感じるかもしれません。自治体のごみ収集サービスが利用しにくい方や、プリンターのほかにも処分する不用品がある方は、広島えびすサポートにご相談ください。
プリンター回収お客様の声
会社で使っていたプリンターが壊れごみステーションに置いていたのですがゴミ屋さんが持って帰って来れなかったです。
ごみステーションでは何曜日に家電製品等を出したら良いのかわからず困っておりましたが広島えびすサポートさんがすぐに対応してくださったので本当に助かりました。
お客様