愛らしいぬいぐるみも、破れてしまったり、汚れてしまったりすると処分を考えなければならないことがあります。ぬいぐるみには多くの人が思い入れをもっているので当然、捨てにくいのですが、そんな思い入れがなかったとしても、顔や手足があるとなにか捨てづらさを感じませんか?
実際、ぬいぐるみを処分することはそんなに難しくはないのですが、やはり「気持ち」がじゃまをしてしまうので多くの人が処分に困っています。そんな方のために、ぬいぐるみの処分方法をご紹介しましょう。
広島県の場合ぬいぐるみは通常ごみで処分可能
広島県内にあるほとんどの自治体で、ぬいぐるみは通常のごみ収集サービスを利用して処分できます。ただし、意外にも分別区分は自治体によりまちまちなので、自治体のホームページやごみ出しパンフレットで分別区分を確認してください。広島県内主要自治体におけるぬいぐるみの分別区分と処分方法は以下のとおりです。
広島市
広島市は、電子機器を内蔵していないぬいぐるみを「その他プラ」、電子機器を内蔵しているぬいぐるみを「不燃ごみ」の分別区分に指定しています。長さが30cmを超えるぬいぐるみについては、解体すればこれらの収集日に捨てることが可能です。解体できない場合は「大型ごみ」として処分します。「大型ごみ受付センター」に電話、インターネット、ウェブチャットのいずれかの方法で予約をとり、コンビニなどで納付券(シール)を購入後、ぬいぐるみに貼付して指定の収集場所に出してください。
・大型ごみ受付センター
電話:0570-082530 または 082-544-5300
インターネットやウェブチャットによる申し込みについては、広島市のホームページを確認してください。
・広島市 大型ごみ収集の予約・排出方法
https://www.city.hiroshima.lg.jp/site/kateigomi/13279.html
自力で市の処理施設に持ち込める方は、以下の施設に持ち込みます。
・安佐南工場大型ごみ破砕処理施設:安佐南区伴北四丁目3990番地
福山市
福山市は、ぬいぐるみを「燃やせるごみ」の分別区分に指定しています。各地域に設けられている「燃やせるごみ」の収集日に処分することが可能です。
三原市
三原市は、ぬいぐるみを「もやすごみ」の分別区分に指定しています。各地域に設けられている「もやすごみ」の収集日に処分することが可能です。
尾道市
尾道市もぬいぐるみを「もやせるごみ」の分別区分に指定しています。各地域に設けられている「もやせるごみ」の収集日に処分することが可能です。
東広島市
東広島市は、ぬいぐるみを「燃やせるごみ」に分類しています。ただし、市の指定袋に入らないサイズのぬいぐるみは「粗大ごみ」として、基本的には「広島中央エコパーク(西条町上三永10759-2)」に持ち込んで処分します。
廿日市市
廿日市市は、ぬいぐるみを「大型ごみ」に分類しています。ただし、長さが30cmに満たないぬいぐるみに関しては「燃やせるごみ(燃える素材)」、もしくは「小型および複雑ごみ(燃えない素材)」として、それぞれの収集日に処分可能です。
大型ごみのぬいぐるみは、各地域に月1回設けられている「大型ごみ」の収集日に捨てられます。この際、コンビニなどで手数料分の「大型ごみ処分手数料納付券」を購入して、ぬいぐるみに貼り付けてから収集場所に出してください。「はつかいちエネルギークリーンセンター(木材港南12-8)」などの市の施設に直接搬入して処分することも可能です。
呉市
呉市はぬいぐるみを「可燃ごみ」に分類しています。ただし、市の指定袋に入らないサイズのぬいぐるみは「粗大ごみ」です。各地域に設けられている「可燃ごみ」の収集日にぬいぐるみを処分できます。
粗大ごみのぬいぐるみは、各地域に月1回設けられている「粗大ごみ」の収集日に処分することが可能です。コンビニなどで手数料分の「粗大ごみ処理券」を購入し、ぬいぐるみに貼付してから決められた収集場所に出します。持ち込みの場合、持ち込み先は以下のとおりです。持ち込みの場合の手数料は160円/10kgです。
・クリーンセンターくれ:広多賀谷3-9-3
・芸予環境衛生センター:豊町大長6329-1
このように、自治体のごみ収集サービスを利用すれば、比較的かんたんにぬいぐるみを処分することは可能です。しかし、冒頭でも触れたとおり、それができないのが人というものです。収集場所に無造作に捨てられているぬいぐるみを見るのはあまり気分がよくありません。自治体のごみ収集サービスでぬいぐるみを処分するのであれば、せめて見えないように紙に包むなどしたほうがよいでしょう。
不用品回収業者に依頼してぬいぐるみを処分
不用品回収業者に依頼してぬいぐるみを処分することも可能です。不用品回収業者は、その名前のとおり、不用品を回収することに関しては専門家です。不用品を廃棄物として捨てることが不用品回収業者の仕事だと思われている方も多いと思います。たしかに「捨てる」ことも不用品回収業者の仕事ですが、正確には「不用品を極限まで分別してリユース・リサイクルする」ことが不用品回収業者の仕事です。
広島えびすサポートはぬいぐるみもリユース・リサイクル
不用品回収業者に引き取られたぬいぐるみは、輸出や寄付といった形でリユース・リサイクルに回されます。ぬいぐるみを1体だけ業者に依頼して処分するのでは少々もったいないので、実家を片付けたときなどほかにも不用品が出る機会に、ぜひ広島えびすサポートにご相談ください。
ぬいぐるみを処分するそのほかのアイデア
ぬいぐるみを処分する方法はまだあります。心を痛めずにぬいぐるみを処分するアイデアをご紹介しましょう。
ぬいぐるみを寄付
ぬいぐるみの寄付を受け付けている保育園や幼稚園、病院などの施設があるので、このような施設にぬいぐるみを寄付して処分することも可能です。
ぬいぐるみを集めて日本の援助団体や海外の子どもたちに送っている団体もあります。このような団体に寄付をしてぬいぐるみを処分することも可能です。広島県内にもぬいぐるみを含む不用品の寄付を受け付けている団体があるので、ぜひチェックしてください。
・KIFUCOCO:https://kifucoco.com/
寺社にお焚き上げしてもらう
あまり現実的な方法ではありませんが、とても強い思い入れのある人形を処分するのであれば、この方法を考えてもいいでしょう。「お焚き上げ」です。
日本人は古くから「万物に魂が宿る」と考えてきました。そのため、今を生きる多くの人と同じように、昔の人の中にも「人形は捨てづらいな」という感覚があったはずです。
少数ではありますが、「人形供養」を行っている神社やお寺が日本には存在します。このような宗教施設に「お焚き上げ」してもらえば、心安らかにぬいぐるみを処分できるでしょう。送料とお布施(玉串料)がかかりますが、ダンボールに梱包して送るだけで受け付けてくれる施設もあるようなので、興味のある方は調べてみてはいかがでしょうか。
売却
ぬいぐるみの中には驚くほど高価なものもあります。アンティークのテディベアは数万~数十万円で取り引きされているので、実家の整理の際に古いクマのぬいぐるみを見つけたら、一応、価値がある物かどうか調べてみるといいでしょう。
まとめ
広島県で、処分しづらいぬいぐるみを処分する方法をご紹介しました。分別さえしっかり守れば、大型のぬいぐるみを除き、広島県では地域の通常収集で処分することが可能です。
「ぬいぐるみをごみとして捨てるのは忍びない」という方は、不用品回収業者への依頼や寄付により、ぬいぐるみに新たな活躍の場を与えてみてはいかがでしょうか?ぬいぐるみの処分にお悩みの方は、広島えびすサポートに相談していただければと思います。