広島県内でも平成29年度の時点で13件のゴミ屋敷を行政が確認しており、都市部の市区町村では「ゴミ屋敷条例」を制定する自治体もあります。
そこで今回は、広島県の「ゴミ屋敷の片付けのプロ」が、心理学から見るゴミ屋敷になる理由と、ゴミ屋敷のリスク、ゴミ屋敷を自力で片付ける方法と、プロに依頼するメリットを解説いたします。
心理学から見るゴミ屋敷になる理由
ゴミ屋敷になる原因はさまざまですが、高齢化による認知力の低下やゆがみ、AD/HDやアスペルガー(自閉スペクトラム症候群/ASD)などの発達障害、心の病気や障害などがあげられます。
心理学的な側面で見ると、自宅や部屋がゴミ屋敷になってしまう人は、「孤独な人」であることが多く、コンフォートゾーンが狭いという特徴があります。
コンフォートゾーンの広さとゴミ屋敷
コンフォートゾーンは物理的な「広さ」と、心理的な「距離の近さ」の2つの側面を意味する言葉で、多くの場合で幼少期にコンフォートゾーンの広さが決まります。
例えば、兄弟姉妹が多く家族人数が多い家庭環境で育った方は、常に誰かが居る環境で成長してきているので、コンフォートゾーンは比較的広い方が多いです。
しかし一人っ子など家族人数が少ない環境で育った方や、家族人数は多かったが親・兄弟に構ってもらう時間が少なく、さみしい思いをしながら成長した方は、コンフォートゾーンが狭い傾向があります。
コンフォートゾーンが狭い方の自宅や部屋が、なぜゴミ屋敷化してしまうのか言うと、がらんとした空間が根本的に苦手だからです。
誰もが何もない空間に閉じ込められたら不安に感じて落ち着きがなくなりますが、コンフォートゾーンが狭い方は特にその傾向が強いので、ゴミで空間を満たそうとします。
「さみしい」は自分を大事にできなくなる
強い孤独感を持っている方は、自分を大切にできないことが多いです。
そのため、自分はきれいな部屋で過ごす価値がないと感じてしまいやすく、自分を大切に扱えなくなり、最も安らげるはずの自分の部屋や自宅を、大切にできずにゴミ屋敷化させてしまいます。
また物がなくなることに対して罪悪感がある方や、ゴミ屋敷で暮らす方の親が片付けられない人だった方は、片付いた空間を知る機会がなかったので、標準的な認識としてゴミ屋敷の部屋・自宅が当たり前だと感じている方も居ます。
ゴミ屋敷を放置するリスク
ゴミ屋敷を放置することのリスクは、一軒家やマンションやアパートなど賃貸住宅の両方で、以下のようなリスクが考えられます。
では、一軒家とマンションなど賃貸住宅のそれぞれでは、どのようなリスクがあるのでしょうか?
1.一軒家の場合
一軒家の場合は土地と建物を同じ人が所有していることが多いので、自治体が定める条例に抵触してしまうリスクがあります。
環境省が平成30年3月発表した「平成29年度「ごみ屋敷」に関する調査報告書」によると、1739の市区町村の約4.7%(82市区町村)で、ゴミ屋敷に対応することを目的として条例などの制定を行ったと回答しています。
条例に抵触しているゴミ屋敷は、原因者への指導や包括的なサポートなどによって対応されていますが、最終的にはテレビで見聞きする「行政代執行」による、ゴミの強制撤去が行われるリスクがあります。
広島えびすサポートがある広島県内では、まだゴミ屋敷条例は制定されていませんが、公共の福祉に反する場合は、法令で所有権に一定の制約をかけることができるので、法令の範囲内で強制的にゴミを撤去できるケースもあります。
2.マンション・アパートなど賃貸の場合
市区町村が定めるゴミ屋敷条例や、法令の範囲内で強制的にゴミが撤去されるリスクがある一軒家とは対照的に、マンションやアパートなどの賃貸住宅の場合はどうなるのでしょうか?
先に結論を言うと、賃貸で借りている部屋がゴミ屋敷になっているという理由で、大家さんや管理会社は部屋を借りている人に退去を命令することはできません。
しかし「内容証明郵便」による注意喚起が行われるリスクがあり、内容証明郵便に記載の期日までにゴミ屋敷を片付けられない場合は、マンションなどの賃貸住宅であっても、強制的に契約解除することが可能です。
もしマンションなどの賃貸住宅の契約解除後に、その部屋に住み続けた場合は刑法130条「不退去罪」にあたるため、警察が関与するリスクが考えられます。
広島でゴミ屋敷を片付ける2つの方法
ここまで心理学的な側面で見るゴミ屋敷になる理由と、ゴミ屋敷を放置するリスクの2つについて解説してきました。
ここまでの解説で、早急にゴミ屋敷に対処する必要があると感じた方が多いと思います。
ゴミ屋敷がご自身の家や部屋、あるいは親や兄弟・親戚の家などの場合、ゴミ屋敷を片付ける方法は2つあります。
ここからは上記2つのゴミ屋敷を片付ける方法について解説していきます。
1.ゴミ屋敷を自力で片付ける
ゴミ屋敷を自力で片付ける場合は、市区町村のゴミ収集日や戸別回収について確認しながら、長い時間と多くの労力を伴います。
ゴミの分別方法や市区町村で回収できるゴミは、自治体によって異なります。
例えば広島県広島市の場合は、生ゴミなどの「燃えるごみ」は週2回の回収で、ペットボトルやリサイクルプラ(容器包装プラスチック)などは週1回。
「その他プラ」、小型家電や陶磁器類などの「不燃ゴミ」、ダンボールや古着などの「資源ゴミ」、乾電池や蛍光管などの「有害ごみ」は月2回。
さらに最長の辺が30cm以上の家具やリサイクル対象の家電・パソコンなどを除く粗大ゴミは、月2回の戸別回収を利用することができます。
一度に大量にごみを出すことができない自治体が多く、1家庭が1回に出せるゴミの量を定めているケースがあることから、ゴミ屋敷内のゴミを一度に自治体の回収日に出すことはできません。
また、自力でゴミ屋敷内のゴミを分別して片付けるのは難しく、さらに通帳や土地の権利書などの貴重品の捜索も片付けと同時進行で行う場合は、片付けは非常に困難です。
2.不用品回収業者と協力してゴミ屋敷を片付ける
大量に、多種多様なゴミがあることが予想されるゴミ屋敷の片付けは、自力で片付けるのは非常に困難です。
そのため、ゴミ屋敷の片付けを行う私たち広島えびすサポートのような、不用品回収業者に依頼してゴミ屋敷を片付けることをおすすめします。
不用品回収業者によってサービスが異なりますが、多くの場合でスタッフがゴミを運び出してトラックに積み込み、ゴミの処理まで行ってくれます。
また貴金属やアンティーク家具などは買い取ってくれる場合があるので、ゴミ屋敷の片付け費用と相殺することができる場合があります。
ゴミ屋敷のお片付けなら広島えびすサポートにお任せください!
ゴミ屋敷を放置すると、火災や倒壊、害虫や害獣、健康被害のリスクがある他に、行政代執行や法令による強制撤去が行われたり、大家さんや管理会社から内容証明郵便が届く可能性もあります。
そのためご自身、あるいはご家族のゴミ屋敷は、早急に対処したほうがいいでしょう。
私たち広島えびすサポートでは、ゴミ屋敷の片付けを行う不用品回収業者ですので、マンションやアパートなどの賃貸住宅のゴミ屋敷から、一軒家のゴミ屋敷まで幅広く対応することが可能です。
ここからは、私たち広島えびすサポートにご依頼いただく3つのメリットをご紹介いたします・
1.分別不要!すべてスタッフにお任せ
広島えびすサポートは、広島県をはじめ近隣の地域でこれまで3万件のご依頼をいただいた実績がございます。
これだけ多くのご依頼に対応するなかで、ゴミ屋敷のゴミを自力で片付けることが困難ということを理解しておりますので、プロによるお手伝いをさせていただきます。
「すべてプロに任せると、大切なものまで処分されてしまうかも…」このような不安を抱えているご依頼者の方が多いため、広島えびすサポートでは、あくまで処分するのは「不要品」のみです。
ひとつずつお客様に確認しながら一緒に分別を行い、大切なものは処分いたしませんのでご安心ください。
2.貴重品探しも同時進行でできる
ゴミ屋敷は突然ゴミが増えるのではなく、長い年月をかけて少しずつゴミが増えていくことが多いので、「気づいたら印鑑や通帳、土地の権利書などの貴重品が、ゴミと一緒に埋もれてしまった…」ということが少なくありません。
広島えびすサポートでは、ゴミ屋敷の片付けを行いながら、貴重品を捜索いたしますので、「ゴミと一緒に貴重品が埋まっているかも…」という場合は気軽にご相談ください。
3.地域最安値!お得な「トラック積み放題プラン」あり
不用品回収業者によって、ゴミ屋敷の片付けにかかる費用は幅広く、会社によって異なります。
広島えびすサポートでは、地域最安値の費用でゴミ屋敷の片付けをお手伝いさせていただくことをお約束しております。
物量や回収内容によってゴミ屋敷の片付けにかかる費用は変動いたしますが、お見積もり後に追加料金がかかることは一切ありませんので、ご安心ください。
また、ゴミ屋敷内のゴミは非常に多いです。
そのため広島えびすサポートでは、「トラック積み放題プラン」をご用意しておりますので、よりお得にご利用いただけます。
まとめ
ゴミ屋敷は、心理学的要因や精神的な病気や障害、高齢による認知の低下やゆがみによって起こります。
ゴミ屋敷を放置すると、ゴミやほこりによる火災や悪臭、害虫・害獣、健康被害のリスクの他に、行政によるゴミの強制撤去や、大家さんや管理会社から内容証明郵便が送られてきて、賃貸住宅の契約を強制的に解除されるリスクがあります。
こうしたリスクがあるため、ゴミ屋敷は早急に対処したほうがいいでしょう。
広島えびすサポートでは、ゴミ屋敷の片付けをお手伝いさせていただいております
お問い合わせは、お電話やLINE、メールでお気軽にご相談ください。