「空き家にしている広島市の実家に、両親が使っていた洋服ダンスや婚礼家具がそのままになっているけれど、そろそろ整理したいな…」
洋服ダンスはともかく、婚礼家具ともなると何か処分しづらいと感じてしまうものです。婚礼家具は縁起物ですから、古くなったとはいえ捨ててもいいものなのか考えてしまうのも無理はありません。
この記事では広島市でこれらを処分する方法を紹介しています。家具類の処分にお悩みの市民の皆様はぜひ読んでみてください。
そもそも婚礼家具という縁起物を廃棄処分してもいいの?
洋服ダンスなら誰でもご存じだと思いますが、婚礼家具のことはよく知らない方が多いかもしれませんね。
婚礼家具は、縁起物の嫁入り道具です。以前は、鏡台だとか桐タンスだとか、そういう家具といっしょに嫁入りする女の人が多かったそうです。
ただ、縁起物なので廃棄処分するとよからぬことが起こるのではないか、と心配する人もいるかもしれません。ただ、使うならともかく、不要になった家具を縁起物だからといっていつまでもとっておくのもおかしな話です。以前とはライフスタイルが変わった今、十分に働いてきてくれたこれらに感謝しつつ処分することに、何か問題があるでしょうか?
広島市における洋服ダンスや婚礼家具の分別区分とは?
広島市は、洋服ダンスや婚礼家具を「大型ごみ」の分別区分に指定しています。広島市における大型ごみとは、もっとも長い箇所が30cmを超える、また折りたためる場合は同様に100cmを超えるごみのことです。
広島市民の皆様は、広島市の収集サービスを利用してこれらを廃棄処分できます。
広島市で洋服ダンスや婚礼家具を廃棄処分する3つの方法
広島市民の皆様は、洋服ダンスや婚礼家具を、以下の3つの方法で処分することが可能です。
・広島市による大型ごみの戸別収集
・広島市のごみ処理施設に自己搬入
・不用品回収業者を利用
順番に解説しましょう。
広島市による大型ごみの戸別収集
広島市では、ほかの自治体ではよく「粗大ごみ」と呼ばれるごみのことを「大型ごみ」と呼びます。
広島市は大型ごみをごみステーションから収集するのではなく、予約をした人から収集する方式(戸別収集)をとっています。収集予約は電話、またはインターネット経由で可能です。
・大型ごみ受付センター
電話:0570-082530(携帯各社の定額プランを利用している場合は082-544-5300)
※年末年始、祝日、8月6日以外の月~金曜日9~18時まで受付
・インターネット:
※いつでも受付
どちらの場合も必要事項を伝えると、受付番号や手数料、収集場所等の情報が折り返し伝えられます。
電話で予約をした場合は、コンビニなどの販売店で大型ごみ収集運搬手数料納付券を購入して手数料を支払ってください。インターネットで予約をした場合は、納付券以外にカード払いなどのキャッシュレス決済も利用可能です。
納付券で手数料を支払った場合は、シール部分を廃棄処分する家具に貼付しておきます。そのほかの方法で支払った場合は、市からの指示に従ってください。
その後、収集日になったら、8時30分までに洋服ダンスや婚礼家具を決められた場所に出しましょう。
広島市のごみ処理施設に自己搬入
広島市民の皆様は、戸別収集のほかに、市のごみ処理施設に自分で洋服ダンスや婚礼家具を持ち込んで処分することも可能です。これらを自分で搬入する場合は、自家用車など、事業用以外の車を準備する必要があります。搬入先は以下のごみ処理施設です。
・安佐南工場大型ごみ破砕処理施設
住所:安佐南区伴北四丁目3990 電話:082-848-1114
※年末年始、祝日、8月6日を除く月~金曜日9~16時まで開場
ごみ処理施設に自己搬入する場合は、すべての作業を自身でやらなければならないため、人手を確保する必要があります。また、手数料はかかりませんがその代わりに混雑しやすいので、時間に余裕をもって計画を立てることをおすすめします。
不用品回収業者を利用
広島市民の皆様は、一般家庭から廃品や不用品を引き取ることが可能な不要品回収業者を利用して洋服ダンスや婚礼家具を処分することが可能です。
不用品回収業者を利用すると、広島市がカバーしていない以下のようなことが可能になります。
重量物を運ぶ必要がない
戸別収集にしても施設への自己搬入にしても、市のサービスを利用する場合はご自身で重量物を運ぶ必要があります。洋服ダンスや婚礼家具のほとんどは、ひとりで運ぶことが困難です。戸別収集でも、市のスタッフは部屋からこれらを運び出してくれません。
不用品回収業者を利用する場合は、業者のスタッフがすべてやってくれます。
ほかの不用品も同時に処分したい
市のサービスを利用する場合は、同じ大型ごみに該当するものしか同時に処分することはできません。市のサービスでは分別が大前提だからです。
不用品回収業者を利用する場合は分別する必要がないので、たとえば、洋服ダンスといっしょに中に収納されていた洋服を処分したり、不要になった小型家電を処分したりすることが可能です。
急いで処分したい
広島市の戸別収集は、戸別収集ではあるものの地域ごとに収集日が決まっているので、利用者が都合のいい日を決められるわけではありません。しかも月に2回しか収集日がないので、タイミングが合わないと10日程度待たなければならないこともあります。
不用品回収業者を利用する場合は収集日時を指定できるので、たとえば電話をした当日の夜に洋服ダンスを引き取りに来てもらうことも可能です。
まとめ
洋服ダンスや婚礼家具の広島市における処分方法をご紹介しました。洋服ダンスはともかくとして、婚礼家具を誰かに譲渡して処分することは困難です。家具自体、あまり高値で買い取られることはないのですが、婚礼家具のようにかさばる家具はせまい家の多い現代のライフスタイルには合わないことも、その理由のひとつかもしれません。
広島えびすサポートは、家具を含む不用品を回収しています。実家の整理等のイベントを予定されている市民の皆様はぜひご連絡ください。お電話をいただいた当日の見積もりにも対応可能です。