不用品を処分する場合、主な選択肢は「不用品回収業者」と「自治体の粗大ごみ収集サービス」です。この記事では、両者の違いや使い分けについて解説しています。不用品の処分を考えている方は、ぜひ参考にしてください。
不用品回収業者と自治体の粗大ごみ収集サービスの違い
不用品回収業者が提供している収集サービスと、自治体が提供している収集サービスはまったく異なります。収集可能な品目と数量、収集日時と場所、費用の点で比較してみましょう。
収集可能な品目と数量
不用品回収業者に収集不可能な物品はほとんどありません。どんなに大きな物品であっても収集可能です。家電リサイクル法の対象家電でも、オートバイでも引き取り可能です。数量についてもとくに制限はありません。まとまった数量の不用品がある場合でも、不用品回収業者なら収集可能です。
自治体の粗大ごみ収集サービスは、各自治体でルールが異なるため、一概に言うことはできないのですが、自治体が家電リサイクル法の対象家電やパソコン、オートバイなどを収集することはありません。一定のサイズをオーバーする不用品も収集しない自治体が多いようです。また、まとまった数量の粗大ごみを自治体の収集サービスで処分することはできません。
収集日時と場所
不用品回収業者を利用する場合、利用者が収集日時と場所を指定することができます。収集日時が早朝であっても夜間であっても、追加料金はかかりますが日時と場所を指定することが可能です。
一方、自治体の粗大ごみ収集サービスは、多くの場合、収集日時は限定されます。ある程度、希望を聞いてくれることもありますが、利用者の希望どおりになることはまれです。収集場所も地域のごみステーションなどに限定されます。
費用
費用については両者を完全に比較することは不可能です。自治体が収集可能な不用品を1点だけ処分するのであれば、自治体の粗大ごみ収集を利用したほうが断然、安上がりです。不用品回収業者も不用品をひとつだけでも収集可能ですが、料金体系がまったく異なるので自治体の収集サービスよりは高くなってしまいます。
しかし、一定量以上の不用品を処分する場合は、不用品回収業者には定額サービスがあるのでお得に処分することが可能です。
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まとめ
自治体の粗大ごみ収集サービスを利用する場合は、多かれ少なかれ、自力で不用品を運ぶ必要がありますが、不用品回収業者を利用する場合は、指定場所まで引き取りに来てくれるうえ、屋内からの搬出にも対応してくれます。違いを理解したうえで、両者を使い分けましょう。