シャンプーやリンスなどのヘアケア製品をはじめとして、多くの製品にプラスチック製のボトルが使用されています。
近年、プラスチックのリサイクルが全国で盛んに行われており、広島市もその例外ではなくリサイクルに力を入れています。
この記事では、広島市におけるプラスチック製ボトルの分別区分や捨て方について解説しているので、市民の皆様はぜひ読んでみてください。
広島市におけるシャンプーやリンスなどのボトルの分別区分
広島市は、家庭ごみを8つの分別区分に分けて収集しています。そのなかで、シャンプーやリンスなどのプラスチックボトルは「リサイクルプラ(容器包装プラスチック)」の分別区分に該当します。
分別の目安は「プラ」のマーク
このリサイクルプラの分別区分に該当するプラスチック製品は多岐にわたります。基本的には「容器包装」という名称が付けられていることでもわかるとおり、容器や包装に関するプラスチック製品がリサイクルプラに該当すると考えていいのですが、「プラ」のマークが付いていることを確認してください。「プラ」のマークが付いていればリサイクルプラとして処分することが可能です。
広島市におけるシャンプーやリンスなどのボトルの処分方法
広島市はリサイクルプラに該当するシャンプーやリンスなどのプラスチックボトルをごみステーションから収集しています。
リサイクルプラの収集日は週に1回、各地域に設定されています。透明または半透明のごみ袋に入れて、朝8時30分までにごみステーションに搬出してください。
リサイクルプラを出すときの注意点
シャンプーやリンスなどのリサイクルプラに該当するごみを出すときに注意するべきことをご紹介します。
リサイクルプラとペットボトルは分けて袋に入れる
リサイクルプラの収集日は「ペットボトル」の収集日と同じ日です。どちらもリサイクルされることになりますが、リサイクルプラとペットボトルのごみ袋は必ず分けて出してください。
「プラ」のマークがないプラスチック製品は?
包装や容器でも「プラ」のマークが付いていないことがあります。現在、日本で販売されている製品であれば、まずまちがいなくプラスチックボトルには「プラ」のマークが付いています。例外は海外製品や古いボトルに限られるとは思いますが、原則的に「プラ」のマークがない場合はリサイクルプラとして出せないので「可燃ごみ」の収集日に出してください。
「プラ」のマークがあるけれども汚れているプラスチック製品は?
「プラ」のマークがあるけれども油などの汚れが激しく洗っても落とせない場合は、やはり「可燃ごみ」の収集日に出してください。
シャンプーやリンスなどのボトルは国が定めるリサイクル対象品目
シャンプーやリンスなどのボトルが「リサイクルプラ(容器包装プラスチック)」に該当することについてはすでにお話ししました。
実はこのプラスチック製の容器や包装は、法律によりリサイクルすることが定められています。この法律が「容器包装リサイクル法(容リ法)」です。
この法律は、家庭で使用される容器包装プラスチックが確実に回収・リサイクルされることを目指し制定されました。
法律は、事業者に製品をリサイクルする役割を、自治体に分別収集する役割を、そして一般市民には確実に分別して排出することを求めています。
この法律では、ガラスびんやPETボトル、紙製容器包装についても、事業者、自治体、一般市民にそれぞれ同様の役割を与えています。
シャンプーやリンスなどのボトルがリサイクルされるまで
家庭で使用されたシャンプーやリンスのプラスチックボトル。きれいにすすいで地域の「リサイクルプラ」の収集日に出しました。これらはどんな流れで、そしてどんなものにリサイクルされるのでしょうか?
自治体が回収したプラスチックボトルは、まず選別されます。収集されたプラスチックボトルのなかには汚れが付着していてリサイクルできないものも含まれています。そのため、職員がリサイクルの可否をチェック・選別する必要があるのです。このような負担を軽減するためにも、一般市民はルールを守ってごみ出ししなければなりません。
選別されたプラスチックボトルは、自治体の施設にてプレス機により押し固められます。
破砕され、押し固められたプラスチックボトルは、リサイクル工場に運ばれて原料に加工されます。その後、倉庫や物流業者が使用する「パレット」などの製品に生まれ変わります。
まとめ
広島市民の皆様は、シャンプーやリンスのプラスチックボトルを「リサイクルプラ」の収集日にごみステーションに出して処分することができます。
持続可能な社会づくりのためには、リサイクルできるものを確実にリサイクルすることがとても重要です。国も私たち国民にこれらを分別して処分することを求めているので、今後もごみの確実な分別に協力しましょう。