ごみの分別と出し方は、自治体により大きく異なります。引っ越しの多い人は引っ越すたびにこれらを確認しなければならないので面倒ですよね。
そこでこの記事では、広島市におけるごみの分別と出し方についてまとめて解説することにしました。広島市に転入された方やこれから転入を予定されている方は、ぜひ参考にしてください。
広島市のごみ収集サービスはとても充実
広島市のごみ収集サービスはかなり充実しています。もちろん、市が受け入れていない品目のごみもありますが、ほかの大都市と遜色のないクオリティーのサービスを提供していることはまちがいありません。
ごみ出しハンドブック「ひろしまエイト」をチェック
広島市におけるごみの分別とその出し方を知るうえでとても役に立つのが、広島市が発行するごみ出しハンドブック「ひろしまエイト」です。このごみ出しハンドブックを確認すると、だいたいのことはわかります。すでに広島市にお住まいの方もこれから転入する方も、ぜひこの「ひろしまエイト」をダウンロードしておきましょう。
広島市におけるごみの分別と出し方
それでは、広島市におけるごみの出し方を、分別区分ごとにご紹介します。広島市には、資源ごみも含めて8つのごみの分別区分があります。
可燃ごみ(週2回収集)
可燃ごみに該当するのは生ごみを含む「台所ごみ」、リサイクルできない「紙」や「紙くず」、そのほか「木くず」などの燃える素材でできたごみです。花火やマッチなどの引火する可能性のあるごみもここに含まれますが、これらは水に濡らしてください。丈夫な紙袋、もしくはポリ袋に入れて、収集日の朝8時30分までにステーションに出します。
参考:広島市における可燃ごみとは?ごみステーションへの出し方や注意点を解説
ペットボトル(週1回収集)
「PET」のマークが付いたドリンクやしょうゆなどのボトル(ペットボトル)が該当します。ラベルとキャップ(ともにリサイクルプラ)は取り除き、ボトルの中身をきれいにすすいでから透明、または半透明のポリ袋に入れて、収集日の朝8時30分までにステーションに出してください。
リサイクルプラ(週1回収集)
リサイクルプラは、別名「容器包装プラスチック」です。先ほどのペットボトルのラベルやキャップ、食品や一般製品の容器や包装で「プラ」のマークが付いているものが対象です。内容物の汚れがある場合はしっかり取り除いてください。取り除けない場合は「可燃ごみ」として処分します。透明、または半透明のポリ袋に入れ、収集日の8時30分までにステーションに出してください。
その他プラ(月2回収集)
その他プラには、先ほどのリサイクルプラ以外のプラスチック製のごみが該当します。ビニールでできた製品も、この分別区分に該当します。ただ、プラスチック製であっても内部に機械部品が入っている場合は不燃ごみとして処分します。透明、または半透明のポリ袋に入れ、収集日の8時30分までにステーションに出してください。
不燃ごみ(月2回収集)
不燃ごみには「陶磁器」や「皮革製品」「小型家電」「金属製のフタ」「ヘルメット」などが該当します。「その他プラ」とまちがえやすいので、どちらに該当するものか迷う場合は広島市のホームページで検索するか、市に直接問い合わせましょう。透明、または半透明のポリ袋に入れ、収集日の8時30分までにステーションに出してください。
参考:広島市における不燃ごみとは?ごみステーションへの出し方や注意点も解説
資源ごみ(月2回収集)
資源ごみに該当するのは古新聞などの「紙」、「ダンボール」、空き缶や鍋などの「金属類」、びんなどの「ガラス類」、古着などの「布類」です。紙や布類は基本的にひもでたばねてください(布は袋も可)。金属類やガラス類は丈夫な袋に入れます。金属類やガラス類はとくに、収集スタッフがけがをしないよう、危険なものが含まれる場合は「危険」と書いた紙を袋に貼ってください。収集日の8時30分までにステーションに出します。
参考:広島市で資源ごみを無料で処分するにはどうすればよいですか?
有害ごみ(月2回収集)
有害ごみに該当するのは、乾電池やモバイルバッテリーなどの充電可能な電池、ボタン電池、水銀体温計や蛍光管(蛍光灯)などです。端子が露出している電池類はセロハンテープなどで絶縁してください。ポリ袋に「有害」と記入してから収集日の朝8時30分までにステーションに出します。有害ごみの収集日は資源ごみの収集日と同じなので、記入に協力してください。
大型ごみ(戸別収集)
大型ごみは、一般的に言う「粗大ごみ」のことです。広島市はこの大型ごみを有料・予約制の戸別収集で収集しています。基本的に一辺の長さ、または径が30cmを超えるごみが大型ごみですが、これに該当しない製品もあるので注意が必要です。家具や大きめの家電製品、自転車、スーツケースなど、折ったり曲げたりできないものと考えるとわかりやすいのですが、判断に困る場合は市のホームページなどで確認しましょう。
なお、戸別収集ではありますが、地域ごとに収集日は決まっています。
広島市は大型ごみの予約を電話とインターネットで受け付けています。
・大型ごみ受付センター
電話:0570-082530(キャリア各社の定額プラン利用者は082-544-5300)
※平日9~18時に受付、年末年始と8月6日はお休み、収集日の3日前が期限
※いつでも受付、収集日の5日前が期限
予約が完了したら、スーパーなどの最寄りの取扱店で手数料相当の「納付券」を購入します。納付券に予約時に確認した受付番号、もしくは氏名を書いて大型ごみに貼り付けておきましょう。収集日が来たら、8時30分までに所定の場所に大型ごみを搬出します。
インターネットで予約をした場合は、キャッシュレス決済で手数料を支払うことも可能です。
広島市における土日祝日のごみ収集について
広島市は、基本的には土日祝日にごみを収集することはありません。ただし、カレンダーの関係もあり、一部の地域では祝日に収集が行われることがあります。地域のごみ出しカレンダーを確認しておくことが重要です。
まとめ
広島市におけるごみの分別と出し方について解説しました。市民の皆様がごみを確実に分別することは、ごみをリサイクルする大前提です。持続可能な社会を実現するために、ごみの分別にぜひ協力してください。不用品やゴミ出しでお困り事がごさいましたらご相談くださいませ。