メンテナンスを怠ったために、空き家にしていた実家が荒れ放題。ごみ屋敷のようになってしまったらどうしますか?このような建物は地域のリスクになるため、近年、自治体の対応も厳しくなってきています。今後のことを考えると、ごみ屋敷になってしまった建物を手放すという選択も考えなければならないでしょう。
この記事では、広島でごみ屋敷を売却する方法を紹介しています。ごみ屋敷の処分でお困りの方は、ぜひ読んでみてください。
そもそも広島でごみ屋敷になってしまった建物を売却できるのか
ごみがためこまれて誰も住んでいない放置されたままの建物。そもそも、こんな建物を売却することはできるのでしょうか?
答えは「イエス」。売却できます。その方法は大きく3つあるので、「できるだけ高く」「できるだけ早く」など、状況に応じて選びます。
広島でごみ屋敷を売却する方法3選
ごみ屋敷は普通の家とは違います。放置され、ごみがためこまれた家は「いわくつき」の物件として扱われてしまうため、一般的な物件売買の方法では取引が行われません。しかし、それでもごみ屋敷を売却する方法はあります。いったいどんな方法で売却できるのでしょうか?
ごみを片付けてから売却する
不動産を売却して誰かに譲渡する場合は、原則的に家財は残さず、売り主が責任をもって移動、もしくは処分しなければなりません。これは「ごみ」についても同様です。通常の不動産取引で物件を売却する場合は、ごみも処分する必要があります。
売却までの流れは以下のとおりです。
1. ごみや不用品を片付ける
まず、ごみを片付けます。自ら作業できるならそれでもかまいませんが、ごみ屋敷と言われるほどにごみがある家を一般の方が片付けることは、控えめに言っても「不可能」です。ごみや不用品を片付けるときは専門の業者に依頼しましょう。
不動産業者に片付けた家の査定、または仲介による売却を依頼します。
ごみを片付けてから建物を売却する場合は、一般的な不動産取引を通じて売却することを目指します。ただし、ごみ屋敷はすでに傷んでいることが多いので、高く売るためにはごみを片付けるだけではなく、大規模な修繕が必要になる可能性が高いので注意が必要です。
ごみを片付けてから売却する場合に必要となる可能性がある作業とその費用
・ごみや不用品の撤去費用:家の大きさやごみの量による。100万円ぐらいかかることも。
・ハウスクリーニング・特殊清掃:状況による。数万円~50万円程度。
・リフォーム:作業内容による。
ごみ屋敷を解体してから売却する
すでに傷みが激しい建物や、建築からすでに長い時間が経っていて老朽化が著しい建物は、解体してから売却することを検討します。
売却までの流れは以下のとおりです。
建物を解体して売却する場合でも、家財やごみを売り主が処分する必要があります。
解体業者に建物の解体工事を依頼して更地にします。
通常の不動産取引を通じて更地にした土地の売却を目指します。
傷みや老朽化が激しい場合、通常の不動産取引を通じて売却するためには更地にするよりほかありません。解体にはかなりまとまったお金がかかるので、売却しても元が取れないことも十分に考えられます。そのため、事前にどれぐらいの額で売れそうか、査定を依頼するなどして知っておく必要があるでしょう。
ごみ屋敷を解体してから売却する場合に必要となる可能性がある作業とその費用
・ごみや不用品の撤去費用:家の大きさやごみの量による。100万円ぐらいかかることも。
・解体工事の費用:建物により異なる。100~300万円程度。
ごみ屋敷の状態で売却する
ごみ屋敷の状態で売却する方法もあります。売り主は何もせずに、ごみ屋敷などのわけあり物件の買取に特化した不動産業者に売却します。
売却までの流れは以下のとおりです。
わけあり物件を買い取っている不動産業者に査定を依頼します。
業者側が関連会社などに指示してごみ屋敷のごみや不用品を片付けます。
もっともシンプルな流れでごみ屋敷を売却できるのはこの方法です。これまで扱いに困っていた建物を片付けることもなく売却できます。
ただし、業者側も今後の活用を考えて買い取るため、建物を解体して活用する場合は、その費用も考慮して買取価格を提示します。
高く売るのであれば、ごみを片付ける、もしくは更地にすることをおすすめしますが、早く売るなら断然このごみ屋敷の状態で売却することをおすすめします。
ごみ屋敷の状態で売却する場合、とくにやるべき作業はない
ごみ屋敷の状態で物件を売却する場合、売り主がやることはとくにありません。大方の作業は業者がやるので、売り主がやらなければならないのは不動産の譲渡手続きにかかわることだけです。
ごみ屋敷を売却するなら専門の業者がおすすめ
ただでさえ資産価値が下落しているごみ屋敷を片付けて売ろうとしても、満足できる額で売るのはなかなか難しいのが実情です。リフォームやリノベーションにお金をかける余裕があるのなら別の話ですが、多くの人はそうではありませんから、専門の業者を利用することをおすすめします。専門の業者を利用することで、物件の売り主は以下のようなメリットを得られます。
すばやく売却できる
速やかに物件を売却処分することを望むのであれば、専門の業者を利用するのがおすすめです。頭痛の種だったごみ屋敷をすぐに手放せます。
最低限の費用しかかからない
リフォームをしたり、解体したりして売却する場合は、工事にまとまったお金がかかります。専門の業者を利用する場合は最低限の費用しかかかりません。
まとめ
ごみ屋敷の処分方法はご紹介したように3つあります。高く売りたいのであれば、ごみを撤去したあと手を入れるか、解体して更地の状態で売却することを考えましょう。
すばやく手放したいのであれば、専門の業者に売却することをおすすめします。
広島えびすサポートは、ごみ屋敷の売却処分を希望する方のお手伝いをすることが可能です。広島でごみ屋敷を速やかに処分したいと考えている方は、ぜひご相談ください。