多くのマットレスは、製品の内部に金属のスプリングが入っているスプリングマットレスです。就寝時の快適さを確保するために重要な役割を果たすスプリングマットレス。実はタイヤやテレビなどと同じく、国により適正処理困難物に指定されていることをご存じでしょうか。スプリングマットレスは、その構造上、各自治体が持っているごみ処理施設では処理が難しい場合があります。三原市ではこのスプリングマットレスをどうやって処分すればよいのでしょうか?
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三原市でマットレスを廃棄処分する方法
三原市はスプリングの入っていないマットレスを「もやすごみ」に指定していますが、スプリングマットレスに関しては「収集しないごみ」です。そのため、三原市では同じマットレスでも処分方法が異なるので注意する必要があります。
マットレスは解体して「もやすごみ」
スプリングの入っていないマットレスは、100×40cm以下の大きさまで解体し、ひもでしばって「もやすごみ処理券」を貼ってから、決められた収集日に決められた収集場所に出します。もやすごみ処理券は、市が指定する販売店で購入可能です。
マットレスを解体できない場合は清掃工場に自己搬入
スプリングの入っていないマットレスで、解体が難しいものに関しては、市の清掃工場に自己搬入して処分することが可能です。軽トラックなど、車での持ち込みのみが可能なので、お持ちでない方はレンタカーを手配するなどして運ぶ必要があります。清掃工場に自己搬入する場合、手数料を支払う必要はありません。
・三原市清掃工場:三原市八坂町10227番地
スプリングマットレスの廃棄処分方法は?
三原市はスプリングマットレスを収集していませんが、市に連絡後、指定の場所に持ち込めば処理費用についてのみ市が負担してくれます。運搬にかかるお金は自己負担になるので注意が必要です。市の環境施設課(0848-63-1210)に事前に申し込んでおきましょう。
不用品回収業者に引き取りを申し込む
家庭から排出される不用品全般を引き取っている不用品回収業者は、スプリングの有無を問わず、マットレスを収集しています。もやせるごみの収集日に出せるマットレスでも、一定の大きさまで解体しなければならないのはとても面倒なことです。やわらかなマットレスとはいえ解体には大型の「裁断ばさみ」なども必要になるので、大きさや素材によってはもやせるごみとして捨てるのは現実的ではありません。市が受け入れていないスプリングマットレスも、結局は持ち込み処分になってしまうので、三原市では不用品回収業者に引き取りを依頼するのがもっとも効率的です。不用品回収業者に依頼すると、以下のようなメリットを得られます。
・解体・分別する必要がない
もやせるごみのマットレスも、三原市が収集しないスプリングマットレスも、不用品回収業者を利用すればどちらも分別せず、スムーズに処分できます。解体も分別もしなくていいので、ほかにも廃棄処分する物がある場合は、同時に処分できるのでおすすめです。
・運ぶ必要がない
三原市が指定している処分方法だと、距離はともかく自力で運ばなければなりません。マットレスを解体する場合でも、解体物をごみステーションまで運ぶ必要があります。マットレスは意外に重さがありますから、お年寄りや女性の方にとってはけっこうな負担です。不用品回収業者に依頼すれば、自分でマットレスを運ぶ必要がありません。
・すぐに捨てられる
事情があってすぐにマットレスを処分しなければならない場合、持ち込む手段を所有していない方はお手上げです。しかし、不用品回収業者を利用すれば、最速で申し込んだその日にマットレスを捨てられます。
・引取日時を指定できる
不用品回収業者を利用する際は、日時を指定して引き取りを依頼できます。そのため、忙しい方でも休日など、都合のいい日時を選んでマットレスを処分することが可能です。
マットレスを買い替える場合はショップに処分を依頼できるかも
マットレスを買い替えるにあたり、現在使っているマットレスの処分を考えている方は、新しいマットレスを購入するショップで引き取ってくれる可能性があります。すべてのショップがおこなっているサービスではないので確認が必要ですが、大手インテリア量販店で購入するのであれば、手数料を支払うことにより引き取りを依頼できることが多いようです。お近くにこのようなショップがある方は問い合わせてみるといいでしょう。
三原市でマットレスを売却処分する方法
マットレスは、未使用品や新品に近い美品なら買い取ってくれるショップもあるようですが、やはり製品の性質上、中古品は好まれません。お近くのリサイクルショップなど、買取査定をおこなっている業者に、査定が可能かどうか事前に確認することをおすすめします。
出品作業や梱包作業の手間をいとわないという方は、ネットオークションに出品して売却する方法もあります。「ジモティー」の広島県版や、フリーペーパーなどの「売ります・買います」「譲渡コーナー」などに掲載するのもひとつのアイデアです。こうした地域限定のメディアなら、「引き取りに来られる方」など限定もしやすいでしょう。
まとめ
広島県の自治体の多くが、スプリングの有無を問わずマットレスを収集しています。したがって、三原市はどちらかというと少数派といえるかもしれません。しかし、国により適正処理が難しいとされている品目ですから当然と言えば当然です。ご紹介したように、三原市ではマットレスを解体するか、解体しない場合はごみ処理施設に自己搬入する必要があります。市のサービスを利用すれば無料、もしくは収集運搬手数料だけでマットレスを処分できますが、ご自身で運搬しなければならないことはやはり難点だと言わざるを得ません。広島えびすサポートに連絡していただければ、普通のマットレスもスプリングマットレスも、指定の場所で引き取って適切に処分します。三原市でマットレスの処分をお考えの方は、ぜひご相談ください。