廿日市市は、自動車やバイクのタイヤを収集していません。自動車やバイクのタイヤは環境大臣が指定する「適正処理困難物」です。適正な処理が困難と聞くと処分するのに大変な苦労が待ち受けていそうな感じもしますが、実は意外なぐらい身近な場所でタイヤを引き取ってくれます。
廿日市市でタイヤを廃棄処分する3つの方法
廿日市市は市民に対し、タイヤを処分する際は、「販売店または専門店に相談」するよう、ごみ分別パンフレットで呼びかけています。この「販売店または専門店」は、具体的に言うとカー用品店などの「タイヤ販売店」と「ガソリンスタンド」、そして「不用品回収業者」です。
方法1:タイヤ販売店に持ち込む
タイヤを含むカー用品全般を取り扱っているカー用品店、タイヤやホイールを専門に扱っているタイヤショップなどが「タイヤ販売店」に該当します。これらのショップでは、使わなくなったタイヤを1本当たり300~500円程度の料金で引き取ってくれます。
出張引取サービスを提供しているタイヤ販売店もありますが、基本的にはユーザーが持ち込むことになります。出張引取を依頼する場合は別料金になるので注意しましょう。
また、タイヤは「タイヤだけ」で持ち込みます。ホイールに装着された状態のタイヤでも受け入れてくれますが、別途、タイヤを取り外す工賃とホイールの処分費用を支払わなければなりません。
方法2:ガソリンスタンドに持ち込む
ガソリンスタンドでもタイヤを引き取ってくれます。ただし、すべてのガソリンスタンドではなく、スタッフが常にサービスを行っているフルサービスのガソリンスタンドだけです。
街中に多いセルフ式のガソリンスタンドでもタイヤを引き取っているところはありますが、事前に確認したほうがいいでしょう。
ガソリンスタンドでも、タイヤ販売店と同程度の料金でタイヤを引き取ってくれます。持ち込みが基本になること、ホイール付きだと別途料金がかかることもタイヤ販売店と同じです。フルサービスのガソリンスタンドが近くにあるという方にとってはよい選択肢です。
方法3:不用品回収業者に引き取ってもらう
家庭の不用品ならほとんどなんでも引き取れる不用品回収業者も、タイヤを引き取って処分することが可能です。
不用品回収業者は、ユーザーが指定する場所での引き取りが基本という点で、タイヤ販売店やガソリンスタンドとは異なります。そのため、タイヤ1本当たり1,000円程度と料金はやや高めですが、重量物のタイヤを運搬する必要がないことは、ユーザーにとって大きなメリットです。
タイヤ販売店やガソリンスタンドは、タイヤとホイールぐらいしか引き取ってくれませんが、不用品回収業者の場合はなんでも引き取れるので、たとえばタイヤといっしょに不要になったカー用品の処分を依頼することも可能です。
軽トラックなどの運搬手段がない方は、不用品回収業者がベストな選択肢になるでしょう。
タイヤは条件が合えば売れる
タイヤは条件が合えば売れます。事情によりまだ使えるタイヤを処分しなければならない方は、売却も視野に処分方法を検討してください。
方法4:売却
中古のタイヤを買い取ってくれるのは、タイヤショップやタイヤ専門の買取店、不用品回収業者などです。ほとんどの業者が出張査定に応じています。
売れるタイヤの特徴
タイヤも、ブランド品や家電製品のように売却することが可能です。もちろん、ガレージや屋外に長期間放置されていたタイヤはまず売れません。しかし、世の中にはいろいろな人がいるもので、ニーズもまたさまざまです。
たとえば、出費を極力抑えたいがために中古タイヤを探している人もいますし、慣らし運転をせずにそのまま乗れるので、あえて中古タイヤを選ぶ人もいます。
以下はとくにニーズの多いタイヤです。お手持ちのタイヤをチェックしてみてください。
ブランドのタイヤ
日本や海外のタイヤメーカーが販売しているブランドのタイヤは中古市場でも人気です。グレードの高いモデルは新品ともなると非常に高価ですから、中古のニーズがとても多いのです。
日本のタイヤメーカーなら「ブリヂストン」「横浜ゴム」「住友ゴム」などが出しているブランドのタイヤ、海外メーカーなら「ミシュラン」「グッドイヤー」「コンチネンタル」「ピレリ」などが出しているブランドなら、状態次第で、高値での売却が可能です。
比較的新しいタイヤ
中古といえども、やはりタイヤは新しいに越したことはありません。そもそも製造から数年も経てば、たとえ未使用のタイヤでも劣化は進行しますから、走行距離が少なく、十分に山が残っている新しいタイヤほど高く評価されます。
タイヤを売却する際に注意すべきこと
タイヤはホイールに装着した状態で査定に出すことをおすすめします。ショップによってはタイヤだけだと買い取ってくれないこともありますし、タイヤに値段がつかなくてもホイールを買い取ってくれるかもしれないからです。
また、タイヤは1本では売れません。4本セットが基本です。2本で買い取ってくれるショップもあるようですが、かなり少数派です。
廿日市市でタイヤを処分するなら広島えびすサポートへ
広島えびすサポートは、不要になったタイヤを引き取って処分するだけではなく、リユースが可能な場合は買取も行っています。
自動車やバイクのタイヤは、自治体レベルでは処分が難しいもののリサイクルのシステムは確立されており、タイヤ販売店や不用品回収業者、自動車メーカー(ディーラー)などを通じて集められた古タイヤのほとんどは、燃料や海外へ輸出されるなどしてリサイクルされています。
広島えびすサポートでも、状態のよいタイヤを買い取るとともに、リユースできないタイヤは適切にリサイクルのルートに回しております。廿日市市でタイヤの処分をお考えの方は、広島えびすサポートにご相談ください。
まとめ
環境大臣が指定する適正処理困難物であるタイヤは、廿日市市でもカー用品店やガソリンスタンド、不用品回収業者に依頼して処分することが可能です。
処分しづらいイメージがあるタイヤですが、このように比較的身近な業者に処分を依頼できます。不用品回収業者はこのなかで唯一、タイヤやホイール以外の不用品も引き取れます。
不用品回収業者を利用する際は、家にある不用品をなるべくまとめて処分するとお得です。家電製品など、買い取れる品があれば、処分費用に充当できるのでさらにお得です。