保冷剤は、常温だと液体というか、なにかブヨブヨとした触感があるため、多くの人が処分方法に迷うアイテムです。結論を先に言ってしまうと、保冷剤は「可燃ごみ」なので、広島県では地域に設定されている「可燃ごみ」の収集日に処分できます。
保冷剤の正体
ゲル状の物質でできている保冷剤の中身。この正体をご存じですか?保冷剤の中には「高吸収性ポリマー」という物質が入っていますが、内容物の大部分は水です。ご自宅で芳香剤や除湿剤を使われている方も多いと思いますが、それらの中に入っているブヨブヨした物質も高吸収性ポリマーです。
保冷剤の中身は、外部から入ってくる熱エネルギーをゲル状の状態から固体に形を変えることで吸収しますが、このときに0℃で内部の温度が一定になるため、保冷剤として機能します。
保冷剤の分別区分
冒頭で触れたとおり、広島県内のほとんどの自治体が保冷剤を「可燃ごみ」の分別区分に指定しています。ただ、「可燃ごみ」としている自治体でも、たとえば廿日市市のように、「一辺の長さが30cm以上のものは大型ごみ」としている自治体もあるので、保冷剤を処分する際は念のため、お住まいの自治体のホームページやゴミ捨てパンフレットを確認してください。
重要!保冷剤はそのまま捨てる
保冷剤の中に入っている高吸収性ポリマーは、その名前のとおり、水をたくさん含むことのできる物質です。この際、高吸収性ポリマーは大きく膨らみます。保冷剤の中身が液体だと勘違いしてシンクに流してしまうと、高吸収性ポリマーが水分を吸収して、排水口や下水道をふさいでしまうので絶対にやってはいけません。保冷剤はそのままごみ袋に入れて処分しましょう。
保冷剤は意外な形で再利用できる
保冷剤の中に入っている高吸収性ポリマーは、さまざまな製品に使われているとても汎用性が高い物質です。芳香剤や除湿剤にも使われていることはすでにお話ししたとおりですが、アイデア次第で日々の暮らしに彩りを加えてくれるようなアイテムに変身します。これからご紹介するので、興味がある方はぜひトライしてみてください。
保冷剤をカイロにする
保冷剤は、実はまったく逆の使い方もできます。保冷剤を袋のまま、お風呂のお湯程度に熱したお湯にしばらく入れておくと、カイロとして使うことが可能です。
ガーデニング用の保水剤として使う
高吸収性ポリマーは水をたっぷり含めるため、ガーデニング用の保水剤として使えます。ゲル状の保冷剤をプランターや植木鉢の土の上にまいておくと、水がゆっくりと土の中に染みこんでいきます。切り花の場合は、花瓶にそのまま入れます。2~3日程度の旅行なら、この方法で植物に水を与えることが可能です。
キャンドルホルダーとして使う
保冷剤をゲル状のままガラスのコップなどにあけるだけでキャンドルホルダーとして使えます。保冷剤の中にキャンドルを立てることで、ろうが溶け出しても保冷剤が吸収してくれます。
消臭剤として使う
キャンドルホルダーと同じ要領で、ゲル状の保冷剤を適当な容器にあけるだけで、保冷剤は消臭剤として機能してくれます。アロマオイルを少したらせば、芳香剤+消臭剤になります。
保冷剤の寿命
保冷剤にはとくに寿命はないとされていますが、粘度が落ちてきたらその機能も失われてきていると考えるのが一般的です。このような保冷剤は再利用するのではなく、処分してしまったほうがいいでしょう。
キッチンまわりの不用品の処分は広島えびすサポートにおまかせください
保冷剤やしょうゆ、からしの小袋などは、いつの間にかたまってしまうものです。キッチンまわりを片付けるついでに、フライパンや鍋、食器、グラス、キッチンツールを新調すると、気持ちよく調理できるようになります。キッチンの不用品を片付ける際は、可燃ごみ、不燃ごみ、粗大ごみなど、さまざまなごみが出るものです。
不用品回収業者広島えびすサポートにおまかせいただければ、分別なしにこれらのごみを処分できます。キッチンまわりの不用品の処分は、広島えびすサポートにおまかせください。
まとめ
広島県では保冷剤を可燃ごみとして捨てられます。なにかとたまりやすい保冷剤は、まったく異なる目的でも役立つ、実はとても便利なアイテムでもあります。とはいえ、あまりたくさんとっておいてもしかたがないので、たくさんたまらないうちに処分することをおすすめします。お家の不用品の処分方法のご相談等も承っておりますので、お気軽にご相談下さいませ。