不用品回収業者のホームページにはよく、「軽トラ積み放題」などの言葉が踊っています。軽トラックの荷台に限界まで不用品を積み込めるイメージがあるこの積み放題プラン。利用価値の大きい不用品回収プランではありますが、プランの内容について、誤解されている方も少なくないようです。この記事では、不用品回収の軽トラプランについて、積載量や料金相場、注意点を含めて解説しています。まとまった量の不用品の処分をお考えの方は、ぜひ読んでみてください。
不用品回収の軽トラ料金プラン
不用品回収業者の多くが、軽トラックで不用品を回収するプランを提供しています。なかには「軽トラ積み放題プラン」と称してサービスを提供している不用品回収業者もありますが、この「積み放題」という言葉には注意が必要です。
「積み放題」というと、限界まで積み込めそうに思えますが、実はそういうわけにはいきません。なぜなら、軽トラックの積載重量は350kgまでと限りがあるからです。もちろん、軽トラプランはとてもお得なプランなのですが、「積み放題」は少々大げさなので、サービスを利用するのであれば覚えておいてください。
「広島えびすサポート」では「積み放題」という言葉は使わず、「軽トラ半パック」「軽トラパック」「軽トラ特盛パック」と、利用者様がわかりやすい言葉を使っています。
不用品回収の軽トラプランの積載量
軽トラを使うプランの場合、ご紹介したとおり、重さ350kgが積載量の限界です。ただ、350kgと言われても、どの程度積めるのか、よくわからないと思います。
軽トラの荷台の大きさは、車種によりやや異なりますが、概ね2.8㎡です。宅配便でよく使われる120サイズのダンボールなら、18箱を平積みできます。
背の高い家電製品や家具も、軽トラの荷台に積み込めます。不用品回収業者側で積み荷が安定するように板を用意しているので問題ありません。
間取りにしてワンルーム、もしくは1Kの部屋に収まる程度の家財の量が、軽トラプランで運べる量の目安です。
軽トラックプランの料金相場
軽トラプランの料金は、8,000~30,000円程度が相場です。しかし、これはあくまでプランの料金であり、実際の料金は見積もりのあとに決まることに注意が必要です。多くの場合、プラン料金のほかに「人件費」「不用品の処分料金」などがかかります。冷蔵庫やテレビ、洗濯機、エアコンなどの家電リサイクル法対象家電が含まれる場合は、所定のリサイクル料金がかかるため、通常の不用品よりも料金が高くなるので覚えておきましょう。
そのほかに不用品を回収する場所の立地や運搬の難易度、作業にかかる時間などが考慮されて見積もりが出されます。
不用品回収の軽トラプランがおすすめの理由
不用品回収の軽トラプランには以下のようなメリットがあります。
予算を把握しやすい
軽トラプランを利用する場合、プラン料金のほかにも費用がかかりますが、すでにプラン料金がわかるため、処分にかかる予算を把握しやすいというメリットがあります。
積み放題なら回収当日に不用品が増えてもOK
積み放題プラン限定ですが、見積もりが確定して、不用品を回収する当日になって不用品が増えた場合でも、少量であれば追加料金なしに、業者はそのまま引き取ってくれます。ただ、トラブルを招きかねないので、見積もり確定後の追加は極力避けましょう。
分別する必要がない
不用品回収業者に不用品の引き取りを依頼する場合は、軽トラプランの利用にかかわらず、分別する必要がありません。
自治体のごみ回収で処分する場合は、確実に分別しないと引き取ってくれません。家電リサイクル法対象家電など、自治体では引き取っていない物品もたくさんあります。
不用品回収業者を利用すれば、「もやせるごみ」も「もやせないごみ」も、「家電製品」も、すべてまとめて分別せずに処分できます。
不用品回収の軽トラプランの注意点
不用品回収の軽トラプランを利用する際は、注意すべきこともあります。すでにご紹介したことと重複する部分もありますが、ご紹介しておきます。
積み放題プランのプラン変更は不可能
たとえば、他社さんの「積み放題」のプランを利用したとしましょう。荷台にあふれるほどの物量を想像していたのに、思いのほか少なく、軽トラの荷台はスカスカの状態です。この状態でほかの安いプランへの変更は可能でしょうか?答えはもちろん×です。安いプランへの変更もディスカウントもできません。
反対に、不用品の量が多すぎて軽トラに積み込めなかった場合、業者によっては当日のトラック変更に対応できません。
見積もりは必須
不用品回収業者のホームページにプラン料金が提示されていたとしても、リサイクル料金やオプション料金がかかることがあるため、実際の費用は見積もりのあとでないとわかりません。
まとめ
軽トラプランは、処分する不用品の量が限られる場合に最適なプランです。ただし、ホームページに表示されているプラン料金以外にもリサイクル料金や処分料金がかかるため、必ず見積もりを依頼してください。
不用品回収の相場についても是非ご覧くださいませ。
参考:不用品回収を業者に依頼するときの相場についてわかりやすく解説